2011年9月25日日曜日

秋学期スタート!

今週の木曜日からいよいよ秋学期がスタートしました。
UCLA Anderson の特徴の1つとして、
マネジメントの基礎をとても大事にしているということが挙げられます。
この基礎を学ぶ部分は全て必修となっており、全部で10科目。
卒業単位の半分近くが必修科目ということになります。
(1つAMRというAnderson目玉のプロジェクト科目がありますが、これはまたの機会)

そして秋学期は5つの必修科目から構成されています。
これらのいくつかは事前にテストを受ける等してWaiveすることもできますが、
僕は特にWaiveしていないので全て受講登録されています。
2年間のMBAの中で最もこなさなければいけない量が多く、
また特に留学生にとっては、アメリカでの勉強に慣れないといけない(英語力含む)
ということで最も大変な学期になります。

今期の受講科目は以下のとおり。

Financial Accounting (財務会計)
Managerial Economics (経営経済)
Data & Decisions (統計、意志決定科学)
Foundations of Finance (ファイナンス)
Management Communication (コミュニケーション)

アカウンティング、統計はざっと見た感じ余裕の内容なので、
ここはAグレードを狙いたいと思ってます。
UCLAは平均B以上じゃないと卒業できないので、
このような得意科目でよい成績をとらないと後々辛くなります。
ファイナンスもまあまあ。
一方、授業を1回受けた感じだと経済学はちょっとてこずりそう。
コミュニケーションは英語が苦手な僕の場合、既に撃沈確定です。

よって、今期はコミュニケーションはなんとか凌ぎつつ、
勉強は経済学を重点的に行ってなんとか授業についていけるようにしたいと思います。

ところで昨日はAndersonの年間メインイベントの1つ80's Partyがありました。
これは、みんな思い思いに80年代の格好をしてきて
バーで踊り明かすというものです。
80年代といってもみんな結構好き勝手なコスチュームで来るので
どっちかというとコスプレ大会に近いですね。
こういうのは始めての経験だったのですが、はしゃぎ疲れるまで踊ってしまいました。
まさにWork Hard, Play Hard!なAndersonですね。

でも宿題がたまってしまったので、今日、明日とちょっと追い込まれてます。。。


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2011年9月17日土曜日

徒然なるままに

UCLA Anderson最初の必修科目であるLeadership Foundationも
残すところ後3日となりました。
この1週間で感じたことなどを簡潔にまとめておきたいと思います。


1.アメリカの大学の講義
率直に感銘を受けました。大学の講義が面白いと思ったのはおそらくこれが始めて。
内容、講義の進め方、教授の熱意、全てにおいてレベルの高い内容です。
日本の教育システムを否定するわけではないけど、
日本の大学での講義は本当につまらなかった記憶しかないので
留学してよかったと感じています。
日本もこういう講義なら学生ももっと興味を持って勉強するようになると思うんですけどね。

2.Odyssey
Leadership Foundationの目玉がこのオデッセイです。
アクティビティの1つは、高さ10メートル以上のポールに登って、
そこから空中ブランコに飛び移るというもの。
はっきり言ってポールの上に立つ瞬間はかなり怖いです。なぜかポールは揺れるし。
命綱はつけていますが、潜在的に恐怖を感じ取るんでしょうね。
足が震えていたし、息も苦しくなっていたように思います。
そしてもう1つは、これまた高さ10メートル以上のところに張られた2本のロープ上を
2人1組になって肩を組み合って渡るというもの。
いかに2人がお互いを信頼しあってお互いに体重をあずけられるかが成功の鍵です。
これがマネジメントなのか疑わしいのは参加した誰もが抱く疑問ですが、
「チームメートとの信頼関係、連帯感」は間違いなく高まった1日でした。
でも1生に1回でいいな。みんな[No more height]と言ってました(笑)。

3.自己紹介
UCLA Andersonの1年目は5~6つのセクションに分かれて必修科目をうけるのですが、
このセクションメイトに対して1分間自己紹介を行いました。
ここで存在感をアピールしてやろうと思い頑張って作ったパワーポイントが
セクションメイトたちのツボに見事はまりました。
今のところ、クラス1の笑いと拍手喝采を奪取することに成功し大満足です!
おかげで多くのセクションメイトに名前を覚えてもらうことができました。
中には名前じゃなくて[Laugh Factory]と言ってくるのもいますが。。。
講義でもそうですが、日本人留学生が「量」で勝負することは不可能なので
ポイントポイントで「質」の高いアピールをしてプレゼンスを示すことが大切かなあと思います。
ちなみに、アメリカ人には至極単純でストレートな笑いが受けます。
日本のお笑いみたいなひねったものは受けないのでご注意ください。

4.期末試験
今週の水曜日にLeadership Foundationの期末試験がありました。
(なので残っているプログラムは全て単なるオリエンテーションです)
ネイティブと同じ時間制限だったのですが、死ぬかと思いました。
最大1900Wordsで2時間半という内容です。
大学院のアカデミックレベルにふさわしい内容をTOEFLのWritingと同じ
ペースで書き続けるという感じでしょうか。はっきり言って無理です。
ということで途中から分量は気にせずに、書くべき内容をコンパクトにまとめ、
とりあえず全ての問題を解ききるという作戦に変更しました。
この先も同じようなテストがたくさんあると思いますが、
今の英語レベルだとかな~りまずい予感がします。

5.アメリカ文化
ネイティブとの会話で一番困るのがこれ。みんなアメリカで有名なテレビとか音楽の話を
よくしているのですが、分かんないのでただただ聞いているばかりになってしまいます。
こればかりはどうしようもないんですが、精神的に疲れます。

6.一体感
アメリカのMBA学生はとにかく皆で一緒に騒ぐことが大好き。
昨日のゲーム大会では、ことあるごとに自然と集まって応援合戦をしてました。
誰かが呼びかけるとすぐに皆集まってくるし、一体感を感じる機会はとても多いです。
上手く入り込めているのか微妙ですが、この感じは最高だなあと思います。
日本では絶対に経験できないことですね。

最後のほうはちょっとネガティブな内容も入りましたが、
全体的にはとても充実した生活を送ってます。
来週木曜日からいよいよ秋学期がスタートします。
またここでもう1度気合を入れなおして頑張りたいと思います。


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2011年9月9日金曜日

Leadership Foundation Start!

今週の火曜日からいよいよ最初の必修科目である
Leadership Foundationがはじまりました。

明日で4日目ですが、これはものすごい衝撃です。
何がすごいかってネイティブのディスカッションが全く聞き取れません(笑)
ある程度覚悟はしてたけど、まさかここまでとはって感じです。
聞き取れない原因は間違いなく「音の欠落」だと思います。
渡米して改めて確認したというか、分かったのは英語の速さはあまり問題じゃないです。
CNNの2倍くらいのマシンガントークをかますアメリカ人でも
音の欠落が起きていない人の英語は楽々聞き取ることができます。

おかげで今の講義には完全についていけてない感があります。
ただ、だからといってダンマリを決め込むのはカッコ悪いし
無理やり参加することでのみ慣れていくことができると思っているので
発言は意地でもするようにしてます。
(みなさん、内容かぶって発言していたらすいません。。)
こういうときは「言いたいことは言わないと気がすまない性格」が役立ちますね。

というわけで、今の目標は6ヶ月でネイティブと対等にやりあえるようになる!!
友達になった台湾人は4年かかったと言ってましたが、
このインテンシブな環境で頑張り抜けば半年でいけると思ってます。

ところでビジネススクールでやるケースメソッドという教授法はなかなか面白いので、
またそのうちポストしたいと思います。
ケースメソッドは優れた教授法であると同時に、「ケースメソッドがMBAを駄目にする」
とも言われており、僕が実感しているのは正にそのとおりだということ。
すなわち実社会に応用する際の扱いがとても難しいということです。
ケースで学んだことをしっかり活かせる経営者になれたら
どんな組織でも上手くやっていけるんだろうなあ、と。
逆に何も考えずにケースで学んだ内容を適用しようとすると確実に失敗すると思います。

さて、明日の予習も終わったのでそろそろ寝るとします。
アメリカの大学の朝は早い。。。
正規の1限は8時スタートです。まだ正規の時間ではないけど明日は8時集合。
う~ん、健康的だ。


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2011年9月4日日曜日

留学準備英語編 TOEFL(その4)

今日はTOEFLレビュー4回目ということでライティング対策についてです。最初はセクション毎にレビューするつもりは無かったのですが、
結果的にそうなってしまったので自分からの投稿としては最終回の予定です。
またコメント等で具体的なご要望があればポストしたいと思います。

ライティングについては、まずスコア戦略が重要になります。
ずばり「25点を確実に取れるようになること」が
多くの日本人にとっての目標ではないでしょうか。
僕の場合も25点の確保を至上命題としていました。

逆に、普段仕事で英語を書いている人や帰国子女を除いて、
27点以上を最低ラインとしてスコア戦略を組み立てることはお勧めしません。
27点以上を取ったことは何回かありますが、かなり運に左右されるという感じがあります。
この点数を取るには少なくとも1人の試験官が素点5をつけなければいけないのですが、
素点5になるのか素点4になるのかは試験官によって
かなりブレがあるのではないかと推測しています。
というのも自分では同じような出来の感触だったのに、
あるときは25、あるときは急に30とか29が出たりするわけです。
(おそらく皆さん1度は経験があるかと思います)

というわけで、合計100~105くらいを目指す純ドメであれば
素点4平均の25が妥当な最低ラインということになります。

具体的な勉強法に移りますが、ライティングは第3者評価(添削)が欠かせません。
独学で練習していると極めて効率が悪いです。
自分の英語のどこが悪いのか指摘してもらうことが点数を上げるための最短距離です。

大手予備校の添削はびっくりするくらい値段が高いのですが、
個人ベースでやっているところはかなりお手ごろな値段なので、
それほど負担なく添削を受けることができます。
僕が利用したのはWeb TOEFLとWriting Helpというところです。
後者はアメリカに住んでいるネイティブがメールベースのやり取りで添削してくれるもので、
1エッセイあたり$3程度ととても安いのでお勧めです。
添削も24時間以内で帰ってきますし、かなり(とても)辛口コメントなので
精神的タフさが若干必要ですが、上達スピードは速いと思います。

一度予備校などで体系的に知識を見に付けたあとは、
本番と同じ条件で書く → 添削を受ける → 復習する
を繰り返すことで実力は付いてくると思います。
なお、添削は基本的に悪いところを直すという作業なので、
新しい表現や文章は蓄積されていきません。
この点については、スピーキングと同様に、サンプルアンサーやリーディングから
表現を盗ってきて「暗記」して「使う」という作業が必要です。
冠詞のミスを必死に覚えるよりも比較や仮定法を使いこなせるように
なるほうがよっぽど点数は上がりやすいので、
自分の表現のレパートリーを増やすという勉強も忘れないようにしてください。

なお、テンプレートについては、Independent TaskもIntegrated Taskも1つで十分です。
どちらも問題パターン、回答パターンが固定されていますし、
いかにボディーがしっかり書けているかが重要なので
テンプレートで固定できる部分で頑張っても点数は伸びません。

最後に、Integratedの点数が伸び悩んでいる人の多くは、
リスニング力の無さが原因だそうです。
リスニングが25くらいに達していなければ、
Integrated形式の問題集で練習するのは効率が悪いので、
まずはリスニングセクションの勉強に特化したほうがいいと思います。

さて、これで僕のTOEFLレビューもひとまず終わりです。

最後に一言。
①TOEFLで目標点を獲得し、トップスクールに合格した人
②TOEFLに最後まで苦戦し、中堅校で手を打った人
どちらの方にもこれまで沢山お会いしてきましたが、
前者の方が明らかに勝っていると感じるのは「本気度」です。

後者の方も必死に頑張ったと言うのですが、
正直に言って、話を聞いていると頑張っている度合いが全く違います。

前者の場合、仕事から帰ってきたら深夜(明け方)まで勉強し、
昼休みにトイレで仮眠をとって、なんとか仕事も手を抜かずに頑張った
という話を山のように聞きます。
勉強ごときで体を壊すようなやり方はばかばかしいと言う人もいるのですが、
本気で留学したいのであれば、留学を人生の勝負どころだと思っているのであれば
それくらいやって然るべきかと思います。
才能だけでできてしまう人なんて本当に一握りで、
世の中の成功者のほとんどは、勝負どころでは正に血のにじむような努力をしてます。

TOEFLは所詮英語の試験ですが、海外経験の無い日本人にとっては
とても高い壁なので、ぜひ妥協することなく頑張り抜いてください。


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