2011年12月30日金曜日

MBA取得後の就職について

みなさま年末いかがお過ごしでしょうか。
アメリカではクリスマスこそが一大イベントで、新年はまあぼちぼちといった感じなので、
なんとなく日常生活が戻ってきています。お店も普通に空いてるしね。

今日はMBA取得後の就職事情について。
特に私費で留学する予定の人からよく受ける質問がこれです。
気持ちはすごくよく分かります。何といってもこっちに来た瞬間無職になるわけですから。
クラスメイトたちも普段は余裕な雰囲気を出して学生生活を楽しんでいますが、
内心はすごく大変なんだろうと思います。

というわけでまずは結論というか、僕がいつも答えているのが、
少なくとも日本の海外MBA取得者市場は供給が需要に比べて少ないということ。

海外MBA取得者の採用に積極的なのは大きく分けて、
外資系コンサルティング、外資系銀行、外資系事業会社の3つです。
例えばコンサルだと、BCG、マッキンゼー、ATカーニー、ベイン、ブーズ、
ローランドベルガー、デロイトあたりが非常に積極的で、
留学前壮行会を開いてくれたり、こまめにメールで採用情報を送ってくれたりします。

一方、今年からUSトップ20に留学している私費留学生はおよそ25人、
同じく欧州の名門校に留学している私費留学生がおよそ25人。
(今年はUSがあまりに受からなくて、欧州にいっている人が多いです)

このうち何人かは現地で就職する一方で、
社費の中にも卒業と同時に転職する人がいるので、
これらを調整すると1年間の供給は50人程度ではないでしょうか。

又聞きの情報ですが、上記のMBA採用に積極的な企業は、
平均するとどこも5人程度は採用したいと考えているところが多いらしく、
(この5人というのは一般の中途採用とは別で、新卒の海外MBAに対する採用のことです)
そう考えるとやはり供給が全然足りていないという構図が見えてきます。

もちろん上記の企業は一般にいう超難関企業ばかりですので、
いくら供給が少なくても、その質が悪ければ無理に採用しようとはしません。

ですので、やはり「最後は本人の能力と努力と運次第」ということにはなるのですが、
少なくとも「優秀なんだけど採用が少なくてどこにもいくところがない」という
事態はまず起きないと思います。その証拠に、
過去のAndersonの卒業生はみなトップ企業から複数のオファーをもらっています。

ちょうど僕たちの世代は学部卒時の就活でとても苦労しているので、
みんな「またあれをやるのか」とちょっと怖気づいてしまうところがあるようですが、
MBA新卒採用に関しては、ちゃんとやればちゃんと良いところに受かるというのが
僕が普段感じていることです。

まあ、今回は派遣の戯言かもしれませんのでさらっと聞き流していただければ。


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2011年12月20日火曜日

秋学期の成績

今日秋学期の成績が全て出揃いました!

結果は、、、


Data & Decisions             A
Financial Accounting       A
Managerial Economics    A-
Foundations of Finance    A

Leadership Foundation    Satisfactory (Letter gradeではなく可・不可のみの判定)
Management Communications  冬学期終了時に2期分合わせた成績が判定される


自分でも信じられません。GPAに換算すると3.93です。
大学時代のGPAが3.6しかないのに、日本の大学よりはるかに厳しいアメリカの大学院で
これだけの成績が残せたことについては素直に喜びたいと思います。

もちろん、今期の科目は、宿題や中間・期末テストの成績が最終成績の大部分を占めるので、
単純に筆記型の勉強ができるということの証明にしかなりません。

来期以降は、クラスでのディスカッションが成績の大きな部分を占める科目が3つもあるので、
ビジネススクールでの本当の実力は来期試されることになると思います。
いずれにせよ、これを弾みにして来期も全力で駆け抜けたいですね。

ところでUSCPAも今日1科目単位認定試験を受けて、これで合計36単位ほど揃いました。
なかなかキツイですが、ようやく出口が見えてきてます(後12単位)。
さあ、いよいよ冬休み中の山場であるAuditingに取り組みます。


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2011年12月16日金曜日

Hawaii 旅行

先週期末試験が終わった後からハワイ旅行に行ってました。

実はこれが始めてのハワイ旅行でした。
一番驚いたのは、どこに行っても日本人だらけということ。
ホノルルを中心に観光している限り英語を使う機会はほとんどありません。
現地の人も日本人を相手にする場合は日本語を使ってきます。
よくハワイ旅行から帰ってきて英語学習を決意するといった話を聞きますが、
いったいどこでそんなに英語で困ったの?と言いたくなるくらい日本語オンリーな感じでした。

観光した先はおそらく至ってメジャーどころだと思います。
ダイヤモンドヘッド、クラロア牧場(だっけ?)、ポリネシア・カルチャー・センター
といったところです。
キラウェア火山はツアー代金が1人三百ドル以上もするのであきらめました。
ハワイはお金を沢山持っていくととても楽しいところですね。
僕はそこまで出費する余裕がなかったので、
安いツアーはどれかな~なんてことを考えながらの旅行となってしまいました。
将来ガンガン稼げるようになってからもう一度来たいと思いました。

というわけで何枚か写真を紹介して今回のポストは終了です。
実は大学のほうの成績が出始めていて、ファイナンスは見事Aを取れました。
これで後の科目で少しヘマしても問題ないので若干安心してます。
残りの成績ももう少しで出るんじゃないかと思います。














ダイヤモンドヘッドの山頂からワイキキ方面














クラロア牧場














ノースショア














クラロア牧場2
(ジュラシックパークを撮影したところだそう。確かにこんな感じの風景でしたよね。)


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2011年12月9日金曜日

Winter Vacation!!

ついにUCLA Andersonでの最初の学期が終了しました!
9月6日から約3ヶ月、こんなに長い3ヶ月を過ごしたのも久しぶりです。
MBAに来て本当に良かったと思えた秋学期でした。

今日は会計学の期末試験。
ちょっと気が抜けてしまったのか、試験中1問解き方が分からない問題があり、
試験が終わった直後に「あ~、そうだ!」と思い出すおなじみのパターン。
4科目全てで自分の満足いく結果を出すのは難しいですね。
当たり前のことを当たり前にやるっていうのは本当に大変なことです。

やれるだけのことはやったので、
後はこれでどれくらいの成績になるのか結果が楽しみですね。
おそらくクリスマス休暇の前には発表されると思うのですが。。

さあ、テストのことはもう終わりにして明日から(今から)冬休み!
まずは息抜きに土曜日から妻と二人でハワイに1週間旅行に行きます。
なぜアメリカ留学してハワイ?と疑問が出そうなところですが、
まあいろいろと理由があるわけです。

冬休みが終わるのは1月8日。
それまでの1ヶ月間のタスクリストとしては以下のような感じです。

1.Japan Trip の準備
2.USCPA の単位認定試験を2科目(できれば3科目分)受ける
3.UCLA Anderson Japanese Website の改修
4.日本人合格者向け案内の作成
5.インターンシップの場所探しとインタビュートレーニング

というわけであんまりダラダラすることはなさそうです。

今日の夜はみんなで打ち上げ@焼き肉屋です。
LAには日本と同じくらい美味い日本食のレストランがいっぱいあります。
留学したいけど洋食ばかりはちょっとという人には胸を張ってLAをお勧めします。


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2011年12月7日水曜日

折り返し地点

今日のテストはManagerial Economics。
これで4科目中の2科目が終わりました。やっと半分。

まあ毎日ぎりぎりの生活を送っているけど、
なんだかんだで時間はちゃんと過ぎていくものです。


今のところ出来は割といいように思います(みんな良いかもしれませんが)。
成績にはあんまりこだわってませんが、
中間テストまでだけの成績で見るとAとAマイナスの狭間ぐらいの科目が多いので、
こいつらは頑張ってAまで押し上げたいなあと思ってます。

ちなみにUCLAの評価システムはAが20%、Aマイナスが25%、
BプラスかBが45%、BマイナスかCが10%ということで
クラス平均より少しよければAマイナス圏内なわけです。

というわけでAとAマイナスは結構難易度に差があるんですね。
世界中から上澄み液だけを掬い取ったような学生集団なので、
やっぱりAを取るのはすごく大変だし、
取れたらそれは名誉なことだと思います。


それではそろそろ勉強に戻りたいと思います。
明日は統計学。

そしてそれが終われば会計学で、僕的には山場は越えました。


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2011年12月6日火曜日

Final Exam!

いよいよ今日から4日連続で期末試験です。
初日はファイナンスです。

これまで書いてきたとおり全くの知識ゼロからのスタートでしたが、
だんだんとファイナンスのことが分かるようになってきました。

金融系の新聞のネタが何を言っているのか分かるようになり、
自分が持ってる投資信託や株の各種指標が読めるようになり(遅い!?)、
会社の財政状態をファイナンスの視点から考える癖が少しつきました。

ファイナンスはなかなか奥が深いし、面白いですね。
多くの人を引き付けて離さない理由が良く分かります。
来期は引き続きアドバンスクラスのコーポレートファイナンスを履修する予定です。

それでは試験頑張ってきます。

それにしても1日三時間かける4日はつらい。。


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2011年11月28日月曜日

Management Accounting

約1ヶ月ぶりにUSCPAの単位認定試験を受けました。
結果は見事Aグレードでした!
大学で1クオーターかけてやるような内容を3日で詰め込んで受験。
確実にすぐに忘れそうな気がします。

USCPAのほうは秋学期何とか3科目をクリア。本業の傍ら勉強を進めるのは結構大変です。
1ヶ月ある冬休みはAuditingというUSCPAでも特に難しい科目を一気に片付けるつもり。
今のところ予定としては冬学期中に必要な単位はそろえて、
来年の夏休みには本試験を一気に受験。
秋学期には晴れてCPAみたいなストーリーを描いています。

まあとりあえず明日からの2週間は期末試験に専念します。

それはそうと最近フェイスブックに嵌ってます。
ただ、フェイスブック上では勉強の近況報告などは一切していないので、
職場の同僚からは遊んでいるとしか思われていないところが辛いところです。
確かにパーティでコスプレして騒いでる写真しかないんで反論できないんですけどね。。。


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2011年11月25日金曜日

Winter Quarter 2012

今日は木曜日ですがThanksgiving dayなので学校は休みです。
このThanksgiving day、アメリカでは最も重要な祝日の一つで、
大学はもちろんですが、ほとんどのお店も今日は閉まっており、
一昔前の日本の元旦のような雰囲気になってます。
LAはどこから湧いてでるのか分からないくらい車が多いのですが、今日は割りと静かです。

さて、秋学期も残り2週間となりましたが、早くも冬学期の時間割が決まりました。
Andersonでは主に選択科目の履修には入札制度(bidding)を採用していて、
与えられたポイントを使って履修したい科目に入札を行います。
もちろん沢山ポイントを使った人から履修できるのですが、
人気のある科目、無い科目で落札に必要なポイントが異なるので、見極めが結構重要です。
結果を見てるとあんまりポイント使わなくてよい科目に全力投球してしまった同級生も。。

というわけで今回は、秋学期のレビューと来学期の授業の紹介です。

秋学期のレビュー

1) Financial Accounting
CPAの勉強をしているので内容的にはほとんど楽勝ですが、学びは大きかったです。
というのも教授が何故これはこんな会計システムになっているのか
ということを面白い逸話とともにいろいろと解説してくれるので
アメリカの会計(USGAAP)に対する理解が深まりました。
Abitusの教材はあんまり理由が書いてなくて「兎に角覚えろ」スタイルなので
丸暗記が苦手な27歳にとっては結構大変です。
また今後も何個か会計系の授業はとろうと思います。

2)Managerial Economics
内容は面白いんだけど、現実に役立つのだろうかという感じ。まさにアカデミクス。
教授は熱意があり、面白い人なのでよかった。

3)Data & Decisions
最初は何の役に立つのか分からなかったけど、
実はビジネスの世界では確率と統計(特に回帰分析)が頻繁に利用されていることが分かり、
これらの内容を一から学び直せたのでよかったです。
学部のときも一度習っている内容ですが、当時全く授業に出ていなかったので
はっきり言って何も頭に残っていない状況でした。

4)Foudations of Finance
今期最も面白かったのがこれ。株価や債権価格の算出、予算計画の作成など
実用的な内容で、全く未知の分野だったということもあり常に刺激的な授業でした。

5)Management Communications
発足2年目の授業ということで、まだまだ発展途上な感じです。
アンダーソンではなく政治学の教授が担当していることもあり、
全ての面においてイマイチでした。

全体的な基礎的なハードスキルを漏れなく学ぶことができたので、
宿題は大変でしたが充実した秋学期だったと思います。

そして冬学期は以下の授業構成となる予定です。

1) Business Strategy (Core)

2) Marketing Management (Core)

3) Operations Technology Management (Core)

4) Management Communications (Core)

5) Corporate Finance (Elective)

6) Spreadsheet Modeling (Elective)

名前だけ見るとだいぶビジネススクールっぽくなりました。
5.5科目というのはかなりアグレッシブで上手く時間管理できるか心配ですが、
もっともっと自分に負荷をかけないと成長できないような気がしているので
頑張っていきたいと思います!


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2011年11月21日月曜日

有終の美

我が愛する中日は残念ながら日本一を逃してしまいましたね。
こちらは時差の関係で直接試合を見るのはキツイので、朝起きて結果を見ていました。
ソフトバンクファンの方はおめでとうございます!

あるインターネット記事の見出しは「落合監督有終の美を飾れず」とありました。
確かに日本一は逃しているので、中にはそういう風に感じる人もいるかもしれません。
しかし、今年1年の戦いぶりを見ていれば僕は十分に有終の美だったと思います。

落合監督が就任したのは僕が大学生のとき。
小学校低学年くらいからずっと中日ファンですが、
それまでの間でリーグ優勝したのは2回か3回だったと記憶してます。
しかし、それ以降は毎年のように優勝争い。
終わってみれば8年間で4回のリーグ優勝。1度の日本一という
ファンにとってはたまらない黄金期でしたね。
大学生のときは研究室仲間と名古屋ドームに行って騒ぐのがとても楽しみでした。

8年間の落合監督を見ていて思ったのは、これが本当のマネジメントなんだということ。
人の上に立つ人間がどのような時にどのような態度を示さないといけないか。
この点について多くのことを学んだと思います。
落合監督は本当にお疲れ様でした。

正直に言って、中日フロントのやり方は旧態依然としていて気に入らないのですが、
僕はドラゴンズ野球ファンとして、来年以降の新体制でも
引き続きドラゴンズ黄金期が続くことを願っています。

さて、アンダーソンも期末テストが近づきつつあります。
最近はロサンゼルスもめっきり冷え込むようになり、朝晩は10度を下回ります。
(LAは普通に冬服が必要なのでご注意を)
日中は25度近くまで上がって過ごしやすいんですけどね。
アンダーソンでの生活も2ヶ月が経過したわけですが、
この2ヶ月は人生27年間でもトップを争うくらい充実してました。
だいたい今までの人生の2倍くらいの密度があるんじゃないかと思います。
本当にこの機会をくれた会社とこの機会を掴み取った自分に感謝してます。

なにはともあれこの秋学期、有終の美を飾れるようラストスパートをかけます!


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2011年11月15日火曜日

中間テスト総括

先週で中間テストが全て終わり、今日結果も揃いました。
自分としてはまあまあ頑張ったとは思うものの、自分の能力(勉強面)の衰えも感じ、
またテストの点が須らく微妙なところなので、期末ではもう少し努力しようと決意しております。

それぞれの科目の点数とクラス平均を100点満点に換算すると以下のとおりでした。

Accounting 1    95  (Average 94)
Accounting 2    98  (85)
Managerial Economics    89  (87)
Data & Decisions    93  (77)
Finance    90  (77)

経済学は本当に反省。他の科目ももう少し粘るべきでした。
MBAは勉強以外も頑張ってなんぼと言い訳をし、
勉強面について自分に甘かったように思います。
ただ1点考慮の余地があるとするとやはり留学生にとっては不利であるということです。
上記の失点のうち半分くらいは英語の解釈ミスが原因でした。
少なくとも僕の英語力では2通りの解釈ができる問題が結構あり、
それらの問題はことごとく間違ってしまいました。
もちろん留学生でも正解している人は沢山いるので、これを含めての今の実力ですね。

クラスメイトたちも本当によく勉強しているので
3週間後に迫った期末(そうなんです、あっという間に期末がきます)に向けて、
コツコツと対策をはじめたいと思います。

LAライフをエンジョイするのは冬休みになってからになりそうです。

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2011年11月6日日曜日

テストそしてテスト

前回に引き続きAndersonは中間テスト期間の真っ最中です。
来週は月、火、水にそれぞれファイナンス、アカウンティング、コミュニケーションの
中間テストが待ち構えています。

今日は1日ファイナンスを勉強してました。
クラスメイトの半分はファイナンスバックグラウンドかつ
僕自身はまったくの知識ゼロからのスタートなので少し不安な科目でもあります。
なんとかテストに必要な知識は身につけたと思いますが。

そして学内ケースコンペティションの締め切りが明日。
今日は1日休みでしたが、明日はチームメートと集まって最終ミーティングです。
今回は16チームが参加しており、優勝すれば3千ドルの賞金がもらえます。
ですがどのチームも中間テストとケースの板ばさみにあって大変そう。
何でこんな時期にやるのか皆が疑問に思ってます。
というか答えは分かっていて、ケースコンペを取りまとめている組織と
学生課の横の連絡が全くないためです。
授業ではクロス・ファンクショナルな連携、情報共有、フィードバックの大切さを
これでもかというほど教授は強調するのですが、
少なくともUCLAという組織はそれを実行できていない良い見本です。

さて、話は中間テストに戻りますが、中間テスト前半戦の結果は今週中に戻ってきました。
率直な感想としてはやはり皆頭がいいということ。
それなりに問題は難しいのですが、クラスの平均得点率は、
アカウンティング94%、経済学87%、統計学80%とみんな頑張っています。
日本の大学のようなノリでテストを受けるとあっという間に退学候補な点数をとってしまいます。
僕は統計学は平均よりかなり上、後の2科目は平均より若干上ということで、
退学の可能性は今のところ無いですが、
グレードはBプラスかよくてAマイナスといったところでしょう。

う~ん、正直もう少し自分の頭が良かったらなあと思います。

テストとは関係ないですが、日本人留学生も含めて周りはいわゆる勝ち組だらけ。
一方僕は負けてはないけど勝ってもないです。
この2年間の間にクラスメイトから沢山学んで人間として10回りくらい成長したいですね。

2011年10月28日金曜日

MBAの価値

Andersonは只今中間試験期間の真っ最中です。
今週は2科目でこれでようやく6科目中の3科目が終了。
(アカウンティングは2回あるので2科目分とカウント)
このあと1週間間を置いて再来週の月曜日から3連荘です。

Legacy Case Copmetitionという学内コンテストに参加することになったので、
来週はこいつにかなり時間を割くことになると思います。
テストが激しく不安ですが、勉強が忙しいからといって機会を逃していると
2年間何もできずに終わってしまうのであえて挑戦することにしました。

さて、今日のポストは皆さん興味がある話題だと思うのですが、
MBAの価値についてです。
今日の経済学の授業でAnderson MBAはいったいいくらの価値があるのか
ということを教授が計算してきて発表してくれました。
これは、Anderson MBA卒業生の平均年収上昇額を基に将来の給与を推計し、
学費や時間の価値などを考慮して
MBAから得られるベネフィットを正味現在価値(NPV)であらわしたものです。

驚きの結果は、日本円にして約1億円!!

もちろんこれは推計値を使用した上での期待値なので、
これから大きく外れる人も大勢いると思いますが、それなりに信用できるデータです。
ただ、日本人の場合はちょっと事情が違っていて、
日系企業の場合はMBA持っていようが持っていまいが関係ないので、
当然この推計における例外になってしまいます。
しかしながら、日本で働く場合であっても外資系企業であれば
MBAを取得することで給与が劇的に上昇するので
(転職した人の話を聞くと分かりますが、給与は本当にビックリするくらい上がります)
まあ本人の能力と努力次第これくらいのリターンは期待できると思います。

問題点は当然ながら学費と機会費用の損失という初期投資がまずあること。
1億のリターンがあっても2000万という額の初期投資はかなり躊躇われます。
今日の1万円と1年後の1万1千円。
ファイナンス理論で言えば、現在の利子率なら間違いなく後者を選択すべきですが、
実際には今日の1万円が欲しい(必要)という人が大半なのがこの世の中です。
また、2000万円という巨額の初期投資に対するリターンは分散が非常に大きいのも事実。
Andersonでも卒業後の年俸が2000万に達する人もいれば
600万くらいで泣く泣く手を打たざるを得ない人もいます。

さて、あなたのリスク許容度のどの程度でしょうか。


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2011年10月22日土曜日

UCLA vs Duke

先日、UCLAとDukeのうちUCLAを選んだ理由を教えて欲しいというコメントを
いただきましたので、今回のポストはその点について述べたいと思います。

まず最初に言っておきたいのは、UCLAもDukeも素晴らしいトップビジネススクールであって、
仮に僕がDukeに進学することを選んでいたとしても全く後悔しなかったであろうということ、
今回のポストは僕の価値観に基づくものであるということです。
その上で、これからMBA留学をしようとしている人の参考になればと思います。

僕が進学先を決めるにあたり、この2校について考慮した事項は多くありますが、
決定打になったのは以下の点です。

1.テクノロジーマネジメント専攻
UCLAにはEaston Technology Leadership Programという
テクノロジーマネジメントに特化したプログラムが用意されています。
技術系のバックグラウンドであることと、今後もテクノロジーに関わる仕事をしたい
という思いがあったため、この点は重要でした。
ちなみに、UCLAは卒業生の就職先のトップもハイテク企業であり、
特にクリーンテクノロジーに興味を持っている学生が大勢います。
他方Dukeにはテクノロジーに関する講義はほとんどないため、
テクノロジーを重点的に勉強したい人は考慮すべき事項かと思います。

2.アントレプレナーシップ、ファイナンス
UCLAが強い分野にアントレプレナーシップとファイナンスがあります。
強いというのは、具体的には世界トップレベルの教授が多いということで、
UCLAの看板教授はこれらの分野の方たちです。
過去の留学生から話を聞くと、看板教授といわれる人たちの授業は
「新たな発見」があり、自分の業務内容と関係なくても受ける価値があるそうです。
完全にフィーリングの世界の話ですが、
僕は他の分野よりこれらの分野の方が面白そうだと思ったので、UCLAを優先しました。
ちなみにDukeの場合はマーケティングやヘルスケアが有名ですね。

3.日本人にとっての住みやすさ
私は妻同伴での渡米であり、かつ妻は英語が全くできなかったため、
妻にとっても住みやすい場所ということを考慮しました。
ロサンゼルスは米国最大の日系コミュニティがあり、在住する日本人数も全米2位で、
「日本語だけでも生活できる」、「日本と全く同じ生活ができる」アメリカでも数少ない地域です。
また、ロサンゼルスはラテン系、アジア系人種が非常に多く、
米国にいながら人種差別を感じる機会は全くありません。
海外の生活に不安がある人であってもLAで苦労することはそうそうないと思います。
現在妻も米国生活をとても楽しんでいるようなので、
この選択は間違っていなかったと思います。
ちなみに、Dukeのあるノースカロライナは全米一住み易い都市とも言われており、
英語の問題を除けばDukeも住みよいところだと思います。

4.卒業生の印象
いろいろなスクールの説明会に参加して、
僕にとって卒業生の印象が一番良かったのがUCLAでした。
つまり、UCLAの学生の雰囲気が僕の性格にマッチしたということです。
学生の雰囲気というのはスクールごとに本当にまちまちなので、
実はこういう雰囲気の部分が一番大切なのかもしれません。


そのほかにも以下のようなことを考慮しました。

5.ランキング
僕は派遣留学なので、私費の方よりは気にしていませんが、
やはりより良い大学に行きたいという気持ちはありましたのでランキングも見ました。
基本的に、ビジネススクールランキングでは常にDukeの方が上です。
米国内ランキングではDukeは10位付近、UCLAは15位付近です。
最近UCLAはランキングが落ち気味で、
UCLAとしても必死にランキングを上げようとしているのですが、
2年、3年で大きく変化することは稀なので、
少しでもランキングの高い大学を、と思っている人はDukeの方がいいでしょう。

6.日本での知名度
これは5とも絡みますが、将来転職せざるを得なくなったときのことを考え、
日本での知名度についても考慮しました。
というのも日本企業の採用担当者は米国大学を詳しく知らない場合が多いためです。
(外資系に絞るのであればそんなに問題ないですが)
それで、この点ついてはハッキリとUCLAの方が上で、
日本におけるUCLAの知名度はMITやコロンビアに並ぶレベルです。
片や残念ながらDukeを知っている日本人は非常に少ないというのが現状でしょう。

7.校風
UCLA、Dukeともとても協調的な校風であることで知られています。
この点はどちらの大学に行っても大差ないのではないかと思います。
MBA留学が始めての海外生活という人にとっては
どちらも米国生活になじむという観点では最適な学校ではないでしょうか。

8.生活費
派遣元から支給される生活費はそんなに多くないので、いろいろと調べました。
ロサンゼルスは米国の中でニューヨークの次に地価や物価が高いです。
その上車の購入は必須なので、生活費が高いのは否めません。
生活費を抑える必要がある人はDukeの方がいいでしょう。
おそらく3割くらいトータルで安いのではないかと思います。


というわけで、いろいろと書いてきましたが、結局最後はキメの問題です。

学校の選択を迫られた場合は最後の最後まで悩むと思います。
(僕もDukeの辞退は返答期限の1時間前まで悩んでました)
いくら自分で基準を作ってもそうそう簡単にその基準通りに決心できるものではないです。
しかし、それだけ悩むということはどちらも捨てがたいということであり、
最終的にどちらを選んだとしても後悔しないでしょう。
それだけどちらも自分にとって価値のある大学なんです。

なので、時間のある限り悩んで、
最後は自分の選択に自信を持って次のステップに進んでもらえたらと思います。


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2011年10月16日日曜日

Oh My God!!













USCPAの単位認定試験で初めて成績にキズがつきました。
う~ん、パーフェクトを狙っていただけに悔しいです。

今まではAを取るために必要以上に勉強していた感がありますが、
これでちょっと吹っ切れたので、
今後は「如何に早く単位を取りきるか」に焦点をシフトさせたいと思います。



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2011年10月14日金曜日

アメリカにおける日本の位置づけ(その1)

今週もやっと1週間が終わりました~。
秋学期が始まる前は週休3日制と聞いて遊びたい放題じゃないかと思っていたのですが、
そんなことは全然無くて、3日あるから何とかキープアップできているという感じです。
各科目は大抵週末課題というものがあるし、1週間分の予習をできる限り
しておかないと平日が辛いので、週末も丸1日遊ぶということはほとんどないです。

さて、今回タイトルがちょっと仰々しいですが、最近アメリカで日本はどう思われているのか
ということについてちょっと思うところがあるので書いておこうと思ったわけです。
「その1」としているのは、別に今回のポストは評論家のように
体系立ててそれっぽい理論を述べるとか、そういうつもりは全くないので
これが全てでは無いよというだけの意味です。

留学する前は、過去留学した人たちから、最近は中国やインドに皆興味があるので
日本の話をしてもあまり聞いてくれないということを良く耳にしました。
しかし、こちらに来て思うのは全くそんなことはないということです。
UCLAという土地柄もあるのかもしれませんが日本への関心というのは未だ高いです。

1.授業で扱うケース
MBA授業では実際のビジネス事例を頻繁に扱いますが、
アメリカ企業の次に良く出てくるのは日本企業です。中国でもドイツでも英国でもありません。
ホンダ、トヨタ、川崎、ソニー、任天堂あたりは常連ですし、
日本であまり知られてない企業が取り上げられることも多くあります。
そんなときに、日本人留学生に「ちょっと説明して」と教授から振られると
かなり大変な思いをします(笑)。「I don't know」では格好悪いですからね。

2.日本製品
日本製品もものすごく普及してます。
特にすごいのが自動車。ロサンゼルスを走っている車の半分以上は
トヨタ、ホンダ、ニッサンのいずれかです。
特にプリウスの台数はものすごく多く、現在でも生産が追いついていないそうです。
ネイティブの友人に聞いても車やバイクは日本製を使っている人が多いです。
理由は単純で一番信頼できる(故障しない)から。
こちらでは、自動車やバイクは移動手段と割り切って使っている人がほとんどなので、
いかに利便性が高いかということが重要なファクターになるわけです。
パソコンは流石にアップルユーザーが多いですが、
バイオのシェアはやはり高いです。

3.日本文化
日本食文化は容易に想像が付くと思いますがかなり普及してます。
普及というのは単に日系スーパーが多いとかそういうことではなくて、
アメリカ人に好きな食べ物を聞くと半分くらいは「寿司」か「ラーメン」といいます。
(ラーメンが出てくるのはちょっと驚きだった)
日本食が嫌いだというアメリカ人にはほとんど出会ったことがありません。
あと、漫画はやっぱり人気ですね。
先週もスタディグループのメンバーに、
「飛天御剣流(るろ剣)とはどういう意味だ?」と聞かれて回答に困った記憶があります。

4.ジャパントリップ
MBAでは、各国の留学生が長期休暇を利用して他の学生を自分の国に連れていく
トリップ企画が多くあるのですが、圧倒的な人気を誇るのがジャパントリップです。
UCLAでも毎年100人近くの学生が参加します。

この他、僕たちが普段の会話で日本の話をするとすごく関心を持って聞いてくれますし、
日本のプレゼンスの高さというのは肌で実感しています。
まだその期待に見合う貢献ができていないことは申し訳ないですが。。。

というわけで、アメリカに来て思うのは、日本はまだまだ世界の中ではトップクラスの国だし、
もっともっと出来るんじゃないのかということです。
正直に言うと、日本がなんでアメリカや欧州諸国に負けているのか
(1人当たりGDPや国際競争力で)
本当に不思議に思うくらいです。

まあいずれにせよ、このような感想を持てるのも留学したからであって、
本当に留学できたことに感謝する毎日です。


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2011年10月10日月曜日

だんだんと

今の生活に慣れきました。というかどこでサボればいいのか分かってきた感じ。
やはり毎日の予習、宿題の量が半端ではないので、
全てを真面目にこなそうと思うと徹夜しても追いつかないと思います。
特にリーディング課題はできるだけ飛ばすコツを早く身に着けることが
大切かなあと思います。

そんなわけで、今週はUSCPAの勉強もMBAの傍ら進め、
今日1ヵ月半ぶりにCSUEBの単位認定試験を受けました。
結果は見事Aグレードで合格。これでビジネス、会計合せて約23単位です。
現在のスケジュールとしては、来年春までに必要な単位を全て取得して
3ヶ月ある夏休みで一気に合格を目指そうというものです。
あと2ヶ月もすれば1ヶ月強の冬休みになるので、
その冬休みも活用しつつどれだけ早く単位を取り切るかが鍵ですね。
監査とかビジネス法とかは範囲が広いので、
秋学期中に細切れ時間を使ってやったところですぐに忘れると思います。

話は変わって、大学の方は結構授業が早く進むので、
ネイティブ、留学生ともすでに脱落気味(ついていけない)の人が出つつあります。
そりゃミリタリー上がりの人に財務諸表読めって言っても無理があるだろうし、
文系の人が大学レベルの統計を急にやるとどうしても躓いてしまうわけです。
MBAは大学院だけあって、やはりある程度は満遍なくバックグラウンドがあることを
前提に授業が進んでいるように思います。
このような科目について知識が無い人は、合格した後でよいので
是非日本にいる間に予習してくることをお勧めします。
僕もUSCPAの勉強をアドバンスでしていなかったらと思うとゾッとします。

といいつつも、
経済学だけは理解度が平均以下になってしまっている感があるので最近焦り気味。
来週からは早くも中間テスト期間に突入するので何とか追いつかないといけません。
無事に乗り切れるだろうか。。。
最近は発言もあまりできていないのでいろいろ何とかせんとなあと思ってます。


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2011年10月2日日曜日

秋学期1週間を終えて

早いもので秋学期もあっという間に1週間が終わりました。
秋学期、そして2年間も一瞬のうちに過ぎてしまうんだろうと思います。

ただ、1日1日はとても充実していて、
人生27年の中で久々に全力投球の毎日を送っています。
一方で睡眠時間が4時間くらいにまで減っているので、体力的についていくのがきつい。
僕の場合は就職活動が必要ないので、就職系のイベントは極力サボっているのですが、
一般的なMBA学生は就職こそが最も大事なことで、
講義の合間を縫って一生懸命取り組んでいるので本当にすごいと思います。

今の生活を少しだけ紹介すると、前回ポストしたように今期は5科目履修してます。
このうちコミュニケーションを除いた4つは1時間半の講義が週2回、
コミュニケーションは秋、冬の連続科目なので週1回、
合計すると週に9コマの講義をとっています。
他の専攻と比べるとかなりワークロードが多いようで、
一般的には週6~7コマ程度が普通みたいです。
金曜日に経済学のTAのオフィスアワーに行って分からないところを質問してきましたが、
TAから「履修しすぎだ」といわれました(TAは院は別の大学を出た模様。)。
いや、全部必修なんですけど(笑)

火曜日と木曜日がそれぞれ3コマずつあるので、
月曜日と水曜日は3時くらいまで予習とか宿題をして、朝は6時に起床という感じです。
授業後はクラブ活動とかグループワークで時間がつぶれるので
結局帰ってくるのが7時とか8時で、それから眠気と戦いつつ勉強する生活ですね。
まあ段々と慣れてきているので、もう少しすれば若干まともな生活が
送れるようになるかもしれません。

なお、グループワークはやはり純日本人であるがゆえに(英語力が低いので)
積極的にイニシアティブを取ることは難しいのですが、
意外と(というか予想通り)アメリカ人は数字にとても弱いので活躍する機会は多くあります。
統計、経済、会計の宿題は基本的に計算が多いので、
しっかりと事前準備をしてグループミーティングに臨むことで、
グループに貢献し、信頼を得ることができます。

もともと、もっともっと兎に角勉強がしたくて留学したので、
今のところこの生活は全く苦になっていませんが、
CPAの勉強に割く時間が極端に減っているのが気がかりなので、
早くペースをつかめるようになりたいです。


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2011年9月25日日曜日

秋学期スタート!

今週の木曜日からいよいよ秋学期がスタートしました。
UCLA Anderson の特徴の1つとして、
マネジメントの基礎をとても大事にしているということが挙げられます。
この基礎を学ぶ部分は全て必修となっており、全部で10科目。
卒業単位の半分近くが必修科目ということになります。
(1つAMRというAnderson目玉のプロジェクト科目がありますが、これはまたの機会)

そして秋学期は5つの必修科目から構成されています。
これらのいくつかは事前にテストを受ける等してWaiveすることもできますが、
僕は特にWaiveしていないので全て受講登録されています。
2年間のMBAの中で最もこなさなければいけない量が多く、
また特に留学生にとっては、アメリカでの勉強に慣れないといけない(英語力含む)
ということで最も大変な学期になります。

今期の受講科目は以下のとおり。

Financial Accounting (財務会計)
Managerial Economics (経営経済)
Data & Decisions (統計、意志決定科学)
Foundations of Finance (ファイナンス)
Management Communication (コミュニケーション)

アカウンティング、統計はざっと見た感じ余裕の内容なので、
ここはAグレードを狙いたいと思ってます。
UCLAは平均B以上じゃないと卒業できないので、
このような得意科目でよい成績をとらないと後々辛くなります。
ファイナンスもまあまあ。
一方、授業を1回受けた感じだと経済学はちょっとてこずりそう。
コミュニケーションは英語が苦手な僕の場合、既に撃沈確定です。

よって、今期はコミュニケーションはなんとか凌ぎつつ、
勉強は経済学を重点的に行ってなんとか授業についていけるようにしたいと思います。

ところで昨日はAndersonの年間メインイベントの1つ80's Partyがありました。
これは、みんな思い思いに80年代の格好をしてきて
バーで踊り明かすというものです。
80年代といってもみんな結構好き勝手なコスチュームで来るので
どっちかというとコスプレ大会に近いですね。
こういうのは始めての経験だったのですが、はしゃぎ疲れるまで踊ってしまいました。
まさにWork Hard, Play Hard!なAndersonですね。

でも宿題がたまってしまったので、今日、明日とちょっと追い込まれてます。。。


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2011年9月17日土曜日

徒然なるままに

UCLA Anderson最初の必修科目であるLeadership Foundationも
残すところ後3日となりました。
この1週間で感じたことなどを簡潔にまとめておきたいと思います。


1.アメリカの大学の講義
率直に感銘を受けました。大学の講義が面白いと思ったのはおそらくこれが始めて。
内容、講義の進め方、教授の熱意、全てにおいてレベルの高い内容です。
日本の教育システムを否定するわけではないけど、
日本の大学での講義は本当につまらなかった記憶しかないので
留学してよかったと感じています。
日本もこういう講義なら学生ももっと興味を持って勉強するようになると思うんですけどね。

2.Odyssey
Leadership Foundationの目玉がこのオデッセイです。
アクティビティの1つは、高さ10メートル以上のポールに登って、
そこから空中ブランコに飛び移るというもの。
はっきり言ってポールの上に立つ瞬間はかなり怖いです。なぜかポールは揺れるし。
命綱はつけていますが、潜在的に恐怖を感じ取るんでしょうね。
足が震えていたし、息も苦しくなっていたように思います。
そしてもう1つは、これまた高さ10メートル以上のところに張られた2本のロープ上を
2人1組になって肩を組み合って渡るというもの。
いかに2人がお互いを信頼しあってお互いに体重をあずけられるかが成功の鍵です。
これがマネジメントなのか疑わしいのは参加した誰もが抱く疑問ですが、
「チームメートとの信頼関係、連帯感」は間違いなく高まった1日でした。
でも1生に1回でいいな。みんな[No more height]と言ってました(笑)。

3.自己紹介
UCLA Andersonの1年目は5~6つのセクションに分かれて必修科目をうけるのですが、
このセクションメイトに対して1分間自己紹介を行いました。
ここで存在感をアピールしてやろうと思い頑張って作ったパワーポイントが
セクションメイトたちのツボに見事はまりました。
今のところ、クラス1の笑いと拍手喝采を奪取することに成功し大満足です!
おかげで多くのセクションメイトに名前を覚えてもらうことができました。
中には名前じゃなくて[Laugh Factory]と言ってくるのもいますが。。。
講義でもそうですが、日本人留学生が「量」で勝負することは不可能なので
ポイントポイントで「質」の高いアピールをしてプレゼンスを示すことが大切かなあと思います。
ちなみに、アメリカ人には至極単純でストレートな笑いが受けます。
日本のお笑いみたいなひねったものは受けないのでご注意ください。

4.期末試験
今週の水曜日にLeadership Foundationの期末試験がありました。
(なので残っているプログラムは全て単なるオリエンテーションです)
ネイティブと同じ時間制限だったのですが、死ぬかと思いました。
最大1900Wordsで2時間半という内容です。
大学院のアカデミックレベルにふさわしい内容をTOEFLのWritingと同じ
ペースで書き続けるという感じでしょうか。はっきり言って無理です。
ということで途中から分量は気にせずに、書くべき内容をコンパクトにまとめ、
とりあえず全ての問題を解ききるという作戦に変更しました。
この先も同じようなテストがたくさんあると思いますが、
今の英語レベルだとかな~りまずい予感がします。

5.アメリカ文化
ネイティブとの会話で一番困るのがこれ。みんなアメリカで有名なテレビとか音楽の話を
よくしているのですが、分かんないのでただただ聞いているばかりになってしまいます。
こればかりはどうしようもないんですが、精神的に疲れます。

6.一体感
アメリカのMBA学生はとにかく皆で一緒に騒ぐことが大好き。
昨日のゲーム大会では、ことあるごとに自然と集まって応援合戦をしてました。
誰かが呼びかけるとすぐに皆集まってくるし、一体感を感じる機会はとても多いです。
上手く入り込めているのか微妙ですが、この感じは最高だなあと思います。
日本では絶対に経験できないことですね。

最後のほうはちょっとネガティブな内容も入りましたが、
全体的にはとても充実した生活を送ってます。
来週木曜日からいよいよ秋学期がスタートします。
またここでもう1度気合を入れなおして頑張りたいと思います。


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2011年9月9日金曜日

Leadership Foundation Start!

今週の火曜日からいよいよ最初の必修科目である
Leadership Foundationがはじまりました。

明日で4日目ですが、これはものすごい衝撃です。
何がすごいかってネイティブのディスカッションが全く聞き取れません(笑)
ある程度覚悟はしてたけど、まさかここまでとはって感じです。
聞き取れない原因は間違いなく「音の欠落」だと思います。
渡米して改めて確認したというか、分かったのは英語の速さはあまり問題じゃないです。
CNNの2倍くらいのマシンガントークをかますアメリカ人でも
音の欠落が起きていない人の英語は楽々聞き取ることができます。

おかげで今の講義には完全についていけてない感があります。
ただ、だからといってダンマリを決め込むのはカッコ悪いし
無理やり参加することでのみ慣れていくことができると思っているので
発言は意地でもするようにしてます。
(みなさん、内容かぶって発言していたらすいません。。)
こういうときは「言いたいことは言わないと気がすまない性格」が役立ちますね。

というわけで、今の目標は6ヶ月でネイティブと対等にやりあえるようになる!!
友達になった台湾人は4年かかったと言ってましたが、
このインテンシブな環境で頑張り抜けば半年でいけると思ってます。

ところでビジネススクールでやるケースメソッドという教授法はなかなか面白いので、
またそのうちポストしたいと思います。
ケースメソッドは優れた教授法であると同時に、「ケースメソッドがMBAを駄目にする」
とも言われており、僕が実感しているのは正にそのとおりだということ。
すなわち実社会に応用する際の扱いがとても難しいということです。
ケースで学んだことをしっかり活かせる経営者になれたら
どんな組織でも上手くやっていけるんだろうなあ、と。
逆に何も考えずにケースで学んだ内容を適用しようとすると確実に失敗すると思います。

さて、明日の予習も終わったのでそろそろ寝るとします。
アメリカの大学の朝は早い。。。
正規の1限は8時スタートです。まだ正規の時間ではないけど明日は8時集合。
う~ん、健康的だ。


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2011年9月4日日曜日

留学準備英語編 TOEFL(その4)

今日はTOEFLレビュー4回目ということでライティング対策についてです。最初はセクション毎にレビューするつもりは無かったのですが、
結果的にそうなってしまったので自分からの投稿としては最終回の予定です。
またコメント等で具体的なご要望があればポストしたいと思います。

ライティングについては、まずスコア戦略が重要になります。
ずばり「25点を確実に取れるようになること」が
多くの日本人にとっての目標ではないでしょうか。
僕の場合も25点の確保を至上命題としていました。

逆に、普段仕事で英語を書いている人や帰国子女を除いて、
27点以上を最低ラインとしてスコア戦略を組み立てることはお勧めしません。
27点以上を取ったことは何回かありますが、かなり運に左右されるという感じがあります。
この点数を取るには少なくとも1人の試験官が素点5をつけなければいけないのですが、
素点5になるのか素点4になるのかは試験官によって
かなりブレがあるのではないかと推測しています。
というのも自分では同じような出来の感触だったのに、
あるときは25、あるときは急に30とか29が出たりするわけです。
(おそらく皆さん1度は経験があるかと思います)

というわけで、合計100~105くらいを目指す純ドメであれば
素点4平均の25が妥当な最低ラインということになります。

具体的な勉強法に移りますが、ライティングは第3者評価(添削)が欠かせません。
独学で練習していると極めて効率が悪いです。
自分の英語のどこが悪いのか指摘してもらうことが点数を上げるための最短距離です。

大手予備校の添削はびっくりするくらい値段が高いのですが、
個人ベースでやっているところはかなりお手ごろな値段なので、
それほど負担なく添削を受けることができます。
僕が利用したのはWeb TOEFLとWriting Helpというところです。
後者はアメリカに住んでいるネイティブがメールベースのやり取りで添削してくれるもので、
1エッセイあたり$3程度ととても安いのでお勧めです。
添削も24時間以内で帰ってきますし、かなり(とても)辛口コメントなので
精神的タフさが若干必要ですが、上達スピードは速いと思います。

一度予備校などで体系的に知識を見に付けたあとは、
本番と同じ条件で書く → 添削を受ける → 復習する
を繰り返すことで実力は付いてくると思います。
なお、添削は基本的に悪いところを直すという作業なので、
新しい表現や文章は蓄積されていきません。
この点については、スピーキングと同様に、サンプルアンサーやリーディングから
表現を盗ってきて「暗記」して「使う」という作業が必要です。
冠詞のミスを必死に覚えるよりも比較や仮定法を使いこなせるように
なるほうがよっぽど点数は上がりやすいので、
自分の表現のレパートリーを増やすという勉強も忘れないようにしてください。

なお、テンプレートについては、Independent TaskもIntegrated Taskも1つで十分です。
どちらも問題パターン、回答パターンが固定されていますし、
いかにボディーがしっかり書けているかが重要なので
テンプレートで固定できる部分で頑張っても点数は伸びません。

最後に、Integratedの点数が伸び悩んでいる人の多くは、
リスニング力の無さが原因だそうです。
リスニングが25くらいに達していなければ、
Integrated形式の問題集で練習するのは効率が悪いので、
まずはリスニングセクションの勉強に特化したほうがいいと思います。

さて、これで僕のTOEFLレビューもひとまず終わりです。

最後に一言。
①TOEFLで目標点を獲得し、トップスクールに合格した人
②TOEFLに最後まで苦戦し、中堅校で手を打った人
どちらの方にもこれまで沢山お会いしてきましたが、
前者の方が明らかに勝っていると感じるのは「本気度」です。

後者の方も必死に頑張ったと言うのですが、
正直に言って、話を聞いていると頑張っている度合いが全く違います。

前者の場合、仕事から帰ってきたら深夜(明け方)まで勉強し、
昼休みにトイレで仮眠をとって、なんとか仕事も手を抜かずに頑張った
という話を山のように聞きます。
勉強ごときで体を壊すようなやり方はばかばかしいと言う人もいるのですが、
本気で留学したいのであれば、留学を人生の勝負どころだと思っているのであれば
それくらいやって然るべきかと思います。
才能だけでできてしまう人なんて本当に一握りで、
世の中の成功者のほとんどは、勝負どころでは正に血のにじむような努力をしてます。

TOEFLは所詮英語の試験ですが、海外経験の無い日本人にとっては
とても高い壁なので、ぜひ妥協することなく頑張り抜いてください。


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2011年8月31日水曜日

留学準備英語編 TOEFL(その3)

少し更新が空いてしまいました。実は、この4日間はUSCPAのファイナンスの詰め込み勉強をしていて、
かなりタイトなスケジュールを組んでしまったのでブログ更新の時間が取れませんでした。
USCPAを受験するには、一部の州を除いて、会計、ビジネス関連の単位を
大学の専門課程で習得しなければいけません。
Abitusの講座では、カリフォルニア州立大学イーストベイ校と提携していて、
Abitusの講座受講後にオンラインで単位認定試験を受けられる仕組みになっています。
この単位は1学期間に6科目分まで取得可能なのですが、
夏学期(8月31日まで)はまだ5科目しか取得していなかったので、
時間があるときに少しでも単位を稼ぐべく、
4日間という無謀なスケジュールで1科目こなしたわけです。
ですが、なんとかAグレード取れたのでよしと(かなり疲れた)。

さて、今回はTOEFLレビュー3回目ということでスピーキングについてです。
ですが、スピーキング、ライティングは最後まで攻略できた感が無かったので、
実はあまり多くは語れません。
逆にいうと、リーディング、リスニングで高得点を取れれば、
スピーキング、ライティングはそこそこの点数でも105近くにいくので
個人的にはリーディング、リスニングで点数を稼ぐ戦略をお勧めします。

やはりアウトプット型タスクであるスピーキング、ライティングは
慣れというか経験がかなり物を言います。
1日30分やった程度ではTOEFLのような試験での点数アップはあまり期待できません。
理想的な対策は、これらのタスクに対しても十分な時間をかけて準備を行い、
全てのセクションでバランスよく高得点をあげることですが、
一般的な日本人が一般的な準備期間(大体皆さん1年くらいではないでしょうか)で
TOEFL対策をする場合、ものすごく必死に勉強したとしても
スピーキング、ライティングに手が回る前に出願時期が来てしまうと思います。

というわけで、僕のスピーキング戦略は「最低限の勉強でそれなりの得点を」
というものでした。実際、最高点も22止まりで、素点平均ではオール3に届いていません。

具体的な勉強法についてですが、
[Official Guide]、[Delta]と[Barron's]の問題集に載っている例題を使って
それぞれのタスクを練習しました。
スピーキングははっきり言って良い問題集(本試験に近い内容の問題集)が無いので、
そういった意味でもモチベーションが上がりにくいのですが、
慣れることが大切と割り切って最低限の対策はしておきましょう。

タスク1、2については、上記問題集の例題に対して
自分なりの答えを作成し、全て暗記をしました。
特に意識したことは、いろいろなトピックに流用、応用可能な表現を
サンプルアンサーから盗ってきて集中的に覚えるようにしたことでしょうか。

日本人の英語はそもそも発音が悪くて聞き取れないため評価が低いという話も
聞いていましたので、本試験では明快さ、簡潔さを重視し、
スピードや内容はある程度犠牲にしていました。
ただ、これでもタスク1、2は比較的高確率で素点3がもらえました。

タスク3、5はテンプレートで凌ぎきれます。
どちらも回答パターンは1パターンしかありませんので
(ごく稀に趣向の違う問題が出ますが、そのときは諦めて素で頑張ります)
本試験前にはテンプレートを確実に暗記するようにしました。
テンプレートどおりに喋ることにより、時間配分もあまり気にしなくてすみます。

タスク4、6はテンプレートがほとんど通用しないので、
最も素の実力が出るタスクだと思います。
ただ、自分でも驚いたのですが、意外とこの2つのタスクは素点3が出ます。
というのも、他のタスクは自分の意見を述べたりしないといけないので、
毎回その場その場で言うことを考えて喋らないといけません。
一方タスク4、6で喋るのは、リーディング、リスニングで理解した「事実関係」のみです。
よってノートテイキングが上手くできれば
後はノートに書いてあることを読み上げるだけで回答としては十分なものになります。

スピーキングの初歩は表現を暗記することだと思います。
考えながら喋るというのは初級をクリアした人がやることであって、
普段喋り慣れていない人ができるものでありません。
初級をクリアした人であっても、過去に暗記した文や表現に応用を加えているだけであって、
根底にはやはり暗記という作業があるわけです。

MBA受験にはインタビュー(面接)があり(他の専攻でも一部のプログラムであり)、
このインタビューの出来が合否にかなり影響します。
インタビューで低い評価を挽回することは可能ですが、
逆にその他の項目の評価が良くてもインタビューで失敗して合格することはありません。
このため、インタビュー対策では大量の想定問を作成し、
それを「暗記」することに努めました。
予備校ではよく「ポイントのみ暗記しなさい」ということを言われますが、
僕にはポイントのみの暗記で乗り切れるほどスピーキング力が無かったので、
兎に角言いたいことは暗記してしまい、
本番では機械的な喋りにならないよう気をつけるという作戦で乗り切りました。

結果として、インタビュー自体は失敗してしまったものもあったのですが、
そこで暗記した内容が今すごく役立っています。
普段の会話や講義での発言でも、インタビュー対策で暗記した表現を中心に
内容を組み立てるようにしています。
おかげで、なんとか皆に通じるレベルの英語にはなっています。
もちろん、相当な時間をインタビュー対策に当てたので、
単純に英語を喋ることに慣れたというのはあります。

TOEFL対策しているときには気づけなかったのですが、
スピーキングは慣れと暗記でできるようになるものであって、
いくら本を読んでテクニックを見につけたところで点数は取れません。
このことを今(これから)TOEFL対策する人は気に留めておいてもらえたらと思います。

なお、前述したとおり、日本人は本当に発音がひどいので、
発音について勉強したことが無い人は
1回集中的にマスターすべきだと思います。
「英語耳」は有名ですが、それ以外にも、今は発音矯正用パソコンソフトもあり
僕も一時期使用してだいぶ発音が改善されたので是非試してみてください。

また、スピーキングについては予備校に通う時間と金が無かったので
全て独学でやりましたが、第3者に評価してもらった方がいいのは間違いありません。
受験者の中では「ドナルド・ミラー」という個人インストラクターの評判がいいので、
予備校選びに苦労している人は一度調べてみてはいかがでしょうか。


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2011年8月26日金曜日

IPO終了

3週間にわたるIPOが今日で終了しました。全体的な評価としては満足できるものでした。特にケースを通して身に着けたビジネススクールでの勉強の仕方については、
間違いなく秋学期以降役に立つはずです。
ケースライティングもどうやったら高得点が取れるのかということを
体系的に理解できたと思います。

また、共に参加した30名の留学生との交流を深めることができたのも大きな成果です。
僕は日本語のファーストネームで呼んでもらっているのですが、
大方のクラスメートには覚えてもらうことができたようです。
(ちなみに、台湾や中国からの留学生は好き勝手に英語名を作っているので、
僕もそうすればよかったなあ、とちょっと後悔。)
これから厳しい秋学期を乗り切っていくなかで、
やはり一番頼りにし、協力し合っていくのはこの30人になるのではと思っています。

一方で、IPOのプログラムの中には明らかに重要度の低い内容を扱っているものもあり、
また後半に行くほど手抜きな感があって正直$1500の価値はないです。
この内容であればもっと安くするように評価シートの中で言及しておきました。

この1週間は少し時間があったこともあり、USCPAの勉強もかなり進めました。
マクロ経済学、ミクロ経済学を一通り勉強し、
カリフォルニア州立大学の単位認定試験をパスしました。
明日はさらに経営経済学の単位認定試験を受ける予定です。

この後は1週間強の休暇になります。
渡米直後はちょっと贅沢な時間の使い方をしていましたが、
この3週間で大分忙しいときのタイムマネジメントの感覚が戻ってきたので、
予習やCPAの学習も含めて大切に過ごしたいと思います。

次回はTOEFLレビューその3の予定です。


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2011年8月22日月曜日

留学準備英語編 TOEFL(その2)

TOEFLレビュー第2回目。今回はリスニングについてです。

最初にリスニングについて一番大切なことを述べます。
それは、TOEFL対策において「最も時間をかけるべきものがリスニングである」ということです。
前回リーディングは早い段階で高得点を取れるようにすべきといいましたが、
最も学習時間を割くべきものはリスニングであってリーディングではありません。
(つまり、リーディングは少ない学習時間で効率的に伸ばすということ)

これは、リーディング以外の3セクションでリスニングが必要になるということもありますが、
それ以上に「リスニングを伸ばすためには相当な時間がかかる」ためです。
あくまで僕の推測ですが、日本の教育課程ではリーディングはある程度量をこなすものの、
リスニングはあまり時間が割かれないため、そもそも英語を聞くことに慣れておらず、
リーディングに比べてかなりのビハインド状態で学習をスタートするためではないでしょうか。

というわけで、僕の場合はリスニングが23までは順調に伸びたのですが、
そこから先が大変でした。2010年2月に23が出て、その後4ヶ月間停滞。
6月末の試験でようやく26に辿り着きました。
この期間は精神的にとても辛かったことを今でも鮮明に覚えています。

5月の最初に結婚式があったので、それまでは一時的に勉強時間が減りましたが、
結婚式後は覚悟を決めてリスニング漬けの毎日を送りました。
1日の睡眠時間を3時間にまで減らし、6時間以上はリスニングをしてました。
5月、6月だけで300時間以上はリスニングをしたことになると思います。
これだけの練習量を投下してやっと25点の壁を越えることができました。

勉強法の話に移りますが、前回の投稿で述べたとおりリーディングで基礎ができていれば
リスニングはそれを耳から聞いているだけなので、
「耳で聞く練習」をすることによりリスニングはできるようになります。
実はTOEFLのリスニングセクションはあまりテクニックは必要ない、というか
聞けるか聞けないかで90%以上出来が決まってしまうので、
極めて単純ですが「聞けるようにする」というのが絶対的な対策になります。

そして、英語を聞けるようにするためには、英語の音を脳が理解できる(処理できる)
ようにすることに他なりません。
人間の脳は、聞いたことがない音は処理できないようになっているので、
ある文章を読むことはできたとしても、その文章の単語を音で聞いたことがなければ、
同じ文章を音声で聞いたときには理解できないということになります。
簡単に言えば、聞いたことがある音(単語、文章)のみ聞き取れるということです。
ただ、1回聞いただけではなかなか定着しないので、
何回も繰り返す必要はありますが。

例えばTOEFL対策ばかりやっていると中々日常生活英語は身につきません。
なので渡米して直後はレストランの注文とかで非常に苦労しました。
[Everything is OK?]とか[Do you want any sides?]とかよく聞かれるのですが、
最初は全く聞き取れず、何度も聞き返していました。
そしてゆっくり喋ってもらうと、上のように言っているということが分かり、
何回か聞くうちに脳が音を認識できるようになって、今では普通に聞き取れます。

さて、具体的な勉強方法についてですが、僕はシャドーイングを強くお勧めします。
他のブログや合格体験記を読んでもらえば分かると思いますが、
高得点を獲得することに成功した人のほとんどはシャドーイングを重視しています。
僕もシャドーイングを繰り返し行うことでかなり英語が聞けるようになりました。
生態学的にシャドーイングにどのような効果があるのかはよく分かりませんが、

①シャドーイングをしていると自分が聞き取れている音と聞き取れていない音を
効率よく峻別することができ
②自分で声に出すことで効率的に音が定着する、のではないかと思います。

いずれにせよ、リスニングの練習は問題演習をした後が重要だということです。
僕の場合、主にBarron'sを使って練習してました。問題を解いた後は、
単語を調べ、素読、音読したのちにシャドーイングを徹底的に行い、
1言1句間違えずに瞬時に音声についていけるようになるまで練習しました。
特に聞き取りにくいところは、ICレコーダーのループ機能を使って
20回でも30回でも聞いていました。

通勤時間はシャドーイングはできないので、
これまでやった問題を再度聞きなおし、ちゃんと理解できるようになっているか、
聞こえていない音はないかチェックするようにし、
不十分なところがあれば再度家でシャドーイングというパターンをとっていました。

これを集中的に行った結果、6月末の試験では自分でも驚くくらい聞けるようになってました。
ただ、それでも26点止まりだったので、リスニングは本当に時間がかかるという印象です。

なお、渡米してから一番困っているのもリスニングスキルです。
リスニングができないと普段の会話、講義、ディスカッションで全て支障が出ますし、
リーディングのように時間をかけて努力でカバーすることもできません。
リスニングがあがらずに悩んでいる人は多いと思いますが、
逆にTOEFLのリスニングで苦労するレベルで留学してしまうと
その後が本当に大変なので、今は苦しいと思いますが、
睡眠時間を削ってでも徹底的に練習しておくべきだと思います。


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2011年8月20日土曜日

IPO第2週終了

IPOも今日で2週目が終わり、残すところ後4日となりました。
IPOの後は1週間の休みを挟んで(といってもオリエンテーションで3日つぶれます)
いよいよLeadership Foundationがはじまります。
これは秋学期の前に修了する必修科目の位置づけとなっており、
リーダーシップとはなんぞやということを
講義、フィールドワークを通じて学ぶんだそうです。
既にリーディングの課題が大量に出されており、
IPOが終わったらすぐにでも読まなければと思ってます。

さて、最近日本人の英語が駄目だということを散々書いてきたのですが、
これだと日本人が他の留学生に比べて劣っているという印象しか与えないので、
日本人留学生の優れている点について、この2週間で気づいたことを
まとめておきたいと思います。

一応の前提として、たまたま今年のIPOに参加している留学生だけに当てはまる
という可能性もありますので、その点ご留意ください。


1.論理的考察に強い
他の国からの留学生は論理的につめるという作業は苦手というか慣れていない印象です。
逆に日本人の場合、日々資料や計画書について上司から散々つめられるため、
論理的に武装するということが身についていると思います。
こちらでグループディスカッションをしていると、
論理の飛躍や論理の漏れに気づくことが多々あり、そこを上手く指摘するようにすると、
よりいい内容のものができあがるしチームにも貢献できると思います。

2.抽象的な議論に強い
これまた特にアジア以外の留学生に多いのですが、
議論を一般化、抽象化して発展させていくということが上手くできてない場合があります。
つまり、自分の個人的な経験(具体例)を1つ述べ、
「だから結論はこうだ」、として終わってしまう場合が非常に多いです。
中には「私ならこうだ(こうする)」とだけ言って絶対に意見を曲げない人もいます。
それだと狭い範囲の内容だけで終わってしまうので、当然説得力は低くなるわけです。
いろいろな具体例を基に理論を一般化し、強力なものにしていく
ということも日本人が得意な分野なのかもしれません。

3.真面目
これは上記の2点よりも明らかな傾向として言えます。
日本人が一番、言われたことを守る、時間を守る、予習をやってくる、宿題をやってくる
スケジュールマネジメントができる、という感じです。
まさに国民性ですね。パワーポイントなんかも日本人のものが一番繊細です。
これが他の国の留学生から日本人が信頼を得ているポイントにもなっています。


という訳で、日本人が駄目というのは多くの留学経験者が言っているのですが、
日本人にもいい点は沢山あり、自分の努力次第でちゃんと貢献できるので、
これから留学する人も自信を持ってもらえたらと思います。

すいません、TOEFLレビューは1回休みです。
あと昨日27歳になりました。


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2011年8月19日金曜日

留学準備英語編 TOEFL(その1)

先日、このブログへのコメントでTOEFLのレビューの依頼をいただきました。
ということで、これから何回かに分けてTOEFL対策についても
ポストしていきたいと思います。

最初に予告しておきますが、僕が投稿する内容は多くの点において
他の留学経験者や予備校が言っていることの繰り返しになります。
僕もTOEFLについては、葛山さんという人が運営している
Web TOEFLを中心に学習を進め、
そこで言われたことを忠実に実行していたに過ぎないためです。
なので、他の人が言っていることは正しいということを
さらに例証するというような感覚で読んでもらえると幸いです。

よく言われることですが、TOEFLはリスニングが関連するタスクが
全体の55%を占めるため、リスニングが上がらなければ
トータルで高得点を上げることはまず不可能です。
このことは次回で詳細をポストしたいと思いますが、今回はリーディングについて。

先に結論を言えば、
リーディングは全ての英語学習の基本となるものなので、
リーディングが安定しない人もTOEFLでは高得点は取れません。
これはリーディングセクションが受験者に何を求めているのかを
分析すれば明らかになります。

それは、単語力、文法力、読解力の3点です。
このうち単語力、読解力は設問を通して直接的に、
文法力は分類が難しいところですが、まあ間接的に聞かれていえるといえます。
この3点は他のセクションにおいても問題に答えるために必須のものであり、
これらの力が十分に無ければ高得点は望めないでしょう。
(例えば、リスニングは文章を目で読む代わりに耳から聞いているだけなので、
単語、文法、読解(=内容理解)ができなければ解けません。)

逆に、この3点が十分に身につけばTOEFLのリーディングは全く怖くありません。
安定的に満点近くを取ることができるようになると思います。
そして、リーディングができるようになれば、
リスニング、スピーキング、ライティングはそれに「聞く」、「喋る」、「書く」という
要素を付け加えるだけなので、練習と慣れで点数は上がります。

よって、TOEFL攻略においては、リーディングで「安定して」高得点を
取れるようになることが早い段階で求められると言えます。

本題のリーディングができるようになるための勉強法ですが、
上記のように求められる要素は単語力、文法力、読解力の3つなので、
これらの要素毎に対策していくということになります。

僕の場合、TOEFL対策を本格的に始める前に
TOEICの参考書で文法を一通り復習しました。
大学で最後に英語を勉強してから6年近くのブランクがあったので、
文法知識にかなりの穴ができているだろうと考えたためです。
結果的にこれは後々非常に役に立ちました。端的に言えば、
「文法構造が解析できない文章は何回読もうと読めるようにはならない」ためです。
TOEFLの練習中に読めなかった文章があった場合に、
「このまま練習を積めばいつか読めるようになるだろう」と思っても、
絶対に読めるようにはなりません。

どのような文法構造になっているのか解析し(分からなければ予備校の先生に質問)、
そのような構文があるということを理解した上で、
意識しなくても構文の意味が取れるようになるまで繰り返し読むことで
はじめてその文章が読めるようになります。
時間はかかりますが、この作業を怠るといつまでたっても読める文章が増えません。

例えば、僕の場合、
TOEFLの勉強をはじめたときは、分子構文が解読できないレベルにまで
英語力が落ちていましたが、今では全く意識することなく
英語のまま一瞬で意味が理解できるレベルになっています。

というわけで文法あなどることなかれです。
GMATのSCをやった後にTOEFLを受けると点数が上がるのは
間違いなく文法力の向上によるところが大きいと思います。

さて、文法の後は皆さんおなじみの「大戦略シリーズ3800」で単語をやりつつ、
Web TOEFLの講座を受講して「Delta」という問題集を解くというパターンで勉強しました。
単語はレベル4までやった方がいいと思います。
レベル4はかなり難しいと思いますが、実際TOEFLに結構な頻度で出ます。
レベル3までしかやっていない人は、おそらく1つの長文の中に
10個くらい分からない単語が出てくると思うのですが、
流石に10個も知らないものがあると、
推測だけでは意味を取り違える可能性がかなり高くなります。

日本語の文章だって、これだけ知らない単語があれば
推測だけで処理するのは不可能ですから英語であればなお更です。
単語の覚え方は人それぞれだと思いますが、
兎に角単語も蔑ろにしていると絶対に点数は伸びません。

最後に読解力ですが、これは単語、文法という基礎ができていれば
量をこなすことで自然と備わってきます。
(といってもそれなりに時間はかかります)

簿記でも勘定の名前(単語)、仕訳の仕方(文法)が分かっていれば
財務諸表の作成(読解)は量をこなすことで自然と
早くできるようになりますよね。

Web TOEFLのブログにも書かれていますが、
スラスラ読めない文章を「スラスラ読めるようになるまで」繰り返し
読み続ければ自然と読解力は上がってきます。
僕の場合は、Web TOEFLの講座が終わった後は、
Barron'sという問題集を買ってひたすら練習していました。
この問題集は本番より難しめなのですが、
このリーディングを「意味を正確に把握しつつ5分で」
読めるようになるまで何回も練習しました。
全部で50題くらいリーディングがあると思いますが、
この50題全てを意味を把握しつつ5分で読めるようになれば
本番のTOEFLでも苦戦することはないと思います。

僕の場合、ここまでの学習を終えた段階で、
8割方30点、悪くても29点が取れるようになりました。
初めて受けたときは時間の足りなさにびっくりしましたが、
この段階では時間が4~5分余るようになりました。
(当然、見直しに時間をまわすことで満点を確実に狙いにいくことができます。)

というわけで以上がリーディングの簡単なまとめです。
なお、TOEFLでは背景知識の有無が出来の良し悪しに影響するのは
確かなので、苦手な分野は背景知識を蓄えることも戦略の1つです。

次回は僕がもっとも苦労したリスニングについてです。


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2011年8月16日火曜日

TOEFL について思うこと

留学生向け事前プログラムIPOは明日で折り返し地点。
とは言っても、明日のプレゼンが終わると
残っているのは来週締め切りのグループワークのみで
もう山場は越えたも同然という感じです。

ちなみに、今日は個人プレゼンの発表でした。
発表自体はちゃんと練習していったので教授の評価もまあまあだったけど、
Q&Aは素で喋るのでやっぱりボロがでます。
スピーキングは先が長そうだ。

ところで、今日中国、台湾からの留学生と話していて、
実は彼らのTOEFLの点数は僕より低いことが分かりました。
なのに、特にリスニング、スピーキング力は僕より圧倒的に上です。
(メールとかのやりとりをしているとライティングは確かにミスが多い。)

おそらく日本人は留学準備のために徹底的にTOEFL対策をするので、
結局はテクニックがかなり身について実力以上の点が出るんだと思います。
スピーキングセクションがどのような問題構成になっているか
はっきり記憶している人なんて日本人と韓国人くらいです。

出願間際にはどうしても105の壁が越えられなくて
「こんなに頑張っているのになんで」と思ってましたが、
今思うと当然の結果ですね。
TOEFLは本当の英語力を測るという点においてはかなり優れたテストなので、
やはり実力以上の点数を出すのには限界があるということなんでしょう。
と、ちょっとした発見でした。

2011年8月13日土曜日

IPO 第1週終了

今日でIPO (Internatinal Pre-Orientation)という留学生向けプログラムの
第1週目が終了しました。日程は全部で3週間です。

これは、MBAプログラムで留学生がどうサバイブしていくかということを
Reading, Class Participation, Group workなどの観点から学ぶものです。
お値段$1500で参加は任意。
(ですが、日本人であれば参加することをお勧めします。)

今年は去年の倍近い31名がクラスメイトです。
参加者が多い国は日本、韓国、台湾、中国、ブラジルといったところ。
他にもロシア、メキシコなんかからも来てます。
英語は日本が圧倒的に駄目というのはそのとおりでした。
ただ、今年の日本人は割と沢山発言していて、
今のところクラスに十分貢献できているのではないかと思います。

良かったこととしては、MBAがどのように進んでいくのかわかったこと。

とにかく宿題が多い。
今週末も、リーディング1つ、ケースライティングが個人のもの1つと
グループでやるもの1つ、月曜日にあるプレゼン発表の準備と
盛りだくさんになってます。が、当然ながら
9月からの秋学期に出される宿題と比べれば全然甘いです。
あ~、先行きが不安だ。
まあ、みんな通ってきている道なので、
苦しみつつもなんとかやっていくんだろうな、とは思ってますが。

あと、段々と(微々たるものですが)英語力が上がってきました。
リスニングもアメリカに来たときに比べると随分耳が慣れてきて、
講義の教授の話とかであれば聞き取れないことはほとんどないです。
(3月にキャンパスビジットしたときは教授の話すらやばいレベルでした。)
それから、今日の午後はグループディスカッションだったのですが、
結構まともにディスカッションに参加できました。
言いたいことを言わないと我慢できないという性格も功を奏し、
黙って座ってるくらいなら意味の分からない英語を喋りまくってやるという
心意気でいろいろ意見を言い、
ちゃんと5分の1の貢献はできたと思います。

だけど今は留学生同士のディスカッションだからやはりやり易いです。
話に聞くところによるとネイティブとのディスカッションは
相当ヤバイみたいので
今のうちに少しでも、少しでも英語力を上げておきたいですね。

2011年8月9日火曜日

Intermediate Financial Accouting 2

今日はUSCPA関係の話題。
渡米してしばらくは生活のセットアップで勉強を中断してましたが、
先週半ばから再開しました。

今日CSUEBの単位取得試験3科目目を受験し、
問題なくグレードAで合格しました。
これで会計関係の合計取得単位は8単位です。
グアム受験のためのには会計系で24単位必要なのでやっと3分の1。

CPA試験対策としては、FAREの半分近くが終わったところです。
債権、リース、手形、フランチャイズの会計処理とか
CPAを受けなければ一生縁が無いであろうスキルを身につけ、
少しずつ会計士への道を歩んでいます。

経営者としては知らなくてもいい知識ももちろんありますが、
CPA受験を通して財務諸表が随分と読めるようになったのは
大きな成果であると感じています。
今でこそ言えますが、財務諸表分析ができるのは
経営者(管理職を含む)にとって当たり前の話であって、
今までこんなこともできずに社会人をやっていた自分が少し怖くなりました。

さて、今日からいよいよIPOと呼ばれる
留学生向けのオリエンテーションプログラムが始まります。
日本、韓国、台湾の学生が大半とのことですが、
先達の話によると「圧倒的に英語が出来ないのは日本」で、
最初はショックを受けるそう。
やはりアジアの学生は、プログラム本体が始まってからも
一番頼れる仲間だとのことですので、
今日は積極的に話しかけてみようと思います!


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2011年8月6日土曜日

留学準備英語編  GRE(その2)

前回途中掛けになってしまったGRE対策についての続編です。
今日は留学生にとって一番大変なVerbalセクションについてです。

VerbalはQuantと同じく200~800点のレンジでスコアが出ます。
前回書いたとおり、留学生としてはV+Qが1200以上というのが
理想的なスコアと言われていますので、
Verbalでは最低でも400点は取るというのが
一般的なスコア戦略かと思います。

既に受験経験がある方は分かると思いますが、
この400という点数は留学生にとって非常に高い壁です。
TOEFLでリーディング満点の人でも無対策で受ければ200点台でしょう。
実際、数ある留学ブログを読んでいても300点台の人がほとんどで、
400点以上とっている人は数人しか知りません。

こうなってしまう理由ですが、
①Verbalが解けるかどうかは、極度に単語力の有無に依存していること
②求められる単語力のレベルが極めて高いこと
の2点です。

ちなみに、「このような試験では本当の学力は測れない」
という大学からの批判が相次ぎ、
単語力偏重から脱却を図って今年リニューアルされたと聞いています。

漢検準1級以上を受験したことがある人は分かると思いますが、
普段使わないような漢字をひたすら書かせる試験ですよね。
あれの英語版だと思うと一番しっくりくるかと思います。

さて、ということで、GRE Verbal対策は言葉で表すと非常に簡単で、
「単語を覚える」に尽きます。これははっきりと断言できます。
問題形式は簡単な分、出題する単語で試験の難易度を上げているため、
単語が分かれば解けるし、分からなければ解けない
と言って差し支えないと思います。

で、ここが一番重要です。
単語を覚えれば高得点は取れると分かっていても、
「覚えられないから高得点を取れない人が多い」わけです。
TOEFLのリーディングで満点を取れるレベル人でも、
さらに2千近くの単語を覚えなければ太刀打ちできません。

そして、この単語は見たことも聞いたこともないような単語ばかり。
スペルも長いものが多いですし、似たようなスペルの単語、
意味が同じ単語が山のように出てきます。
(例えば、「非難する」という意味の単語は10以上出てきます。
未だにどうニュアンスが違うのかは全く分かりません。)

僕の場合、最初はバロンズという問題集に載っている
GRE単語集4000を制覇しようと思いました。
実際、これを制覇して高得点をあげた人のブログを読んだためです。
しかし、1週間で挫折、というか見切りをつけました。
4000単語は当然ですが全て英語なので
自分で日本語訳を調べないといけないですし、
アルファベット順に載っているので
特に重要な単語とそうでない単語を区別できないためです。

普段仕事が忙しいことが多く、勉強時間も限られていましたので、
「この方法では効率が悪すぎる」と考えました。
そこで「Presence」という予備校が販売している
GRE Verbal Packというテキストを買って勉強しました。
このテキストは当然日本語訳付ですし、
特に重要な1500程度の単語を厳選して載せています。
さらに、実際の出題形式に合わせて作られているので、
効率的に学習できます。

英単語を覚える最もよい方法は、語根や接頭辞、接尾辞を覚えてしまい、
単語をこれらの要素に分解して覚えてしまうことです。
これらの要素は最初覚えるのに一苦労しますが、
一度覚えてしまえば極めて多くの数の単語に適用できますので
急がば回れの精神で覚えることを強くお勧めします。
上記テキストを勉強する際も、
語根、接頭辞、接尾辞に関する情報をどんどん書き込んで
単語を覚えやすいよう工夫しました。

後は暗記できるまで何回もテキストを回してください。
僕の場合、1ヶ月かけて全部で5回くらいやったと思います。
退屈な作業ですが、一生に一回のことなので我慢しましょう。
そして全部暗記した後は、
Quant同様にオフィシャルガイド、Power Prepを解き、
知らない単語は暗記した上で本試験に臨みました。

ただ、本試験ではある程度運も必要だと思います。
640点を獲得したときは暗記した単語が比較的多く出てきました。
(それでも2~3割は知らない単語)
他方、10月にAWAを上げる目的でもう1度受けてみたのですが、
そのときは460点に下がってしまいました。
このときは、9月と同じ単語量を暗記していたと思いますが、
4~5割は知らない単語が出てきました。
しかし、460でも留学生としては十分な点数なので、
勉強の成果は十分にあったと言えると思います。

最後にまとめ。
GREは難しすぎて諦めてしまう人も多いのですが、
設問形式は単純なので、しっかり単語をやれば必ず成果は出ます。
他の日本人出願者と差別化を図るためにも、
時間のある限り対策することを強くお勧めします。
そして、バロンズの4000を単純暗記で乗り切ろうとしないこと。
最初は気合十分でも必ずどこかで挫折します。
効率的に単語を覚えることに徹してください。

以上です(一気に書いたので、後日見直して適宜修正する
可能性がありますが悪しからず)。


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2011年8月4日木曜日

留学準備英語編 GRE(その1)

先日GREの勉強の仕方についてコメントがありましたので、
僕が実際にどのようにGRE対策を行ったかをまとめてみます。

なお、今年からGREがリニューアルされたかと思いますが、
僕のポストはあくまでリニューアル前のGREについてということを
最初に断っておきます。

さて、まずGREの点数を再掲しますが、
Verbal 640, Quant 800, AWA 3.5 でした。
Verbal は92パーセンタイル(以下同)、Quant 94, AWA 26です。
トップ校受験にはVerbal Quantの合計が1200以上が理想という中、
計1440と全く不満の無い点数を取ることができました。

他方、AWAについては、留学生の場合4.0あれば十分という基準ですが、
残念ながら3.5しか取れませんでした。
一応勉強法を書いておきますと、
Issue Task についてはサンプルエッセイ集をアマゾンで購入し、
模写したりして感覚をつかみました。
(TOEFLとほぼ同じ構成でいけるのでこちらは楽です。)
Argument TaskはGRE特有のセクションで、
お題の文章における論理的瑕疵を見つけて攻撃するというものです。
これは一通り対策をしないと手が出ないと思います。
僕はGMATのCritical Reasoningのテキストを解いて
(Manhattan GMATという洋書を使いました)
論理的瑕疵の見つけ方や攻撃の仕方を一通り勉強したあと
Issueと同じくサンプルエッセイ集で構成を勉強。
仕上げに、ETSが提供しているオンラインAWA練習システムである
Score It Nowでエッセイを数本書いて本番に望みました。
なお、Score It Nowはエッセイ2本の練習で$14だったかと思います。
(採点は、e-Ratorという自動添削システムが行ってくれます。)
上記のとおり目標点に到達できなかったのであまり多くを語れませんが、
やはり留学生が高得点を挙げるのは難しいセクションなので、
4.0取れればよし、取れなくても割り切るくらいの感じでいいでしょう。
実際3.5でハーバード、コロンビアなどに受かっている人も多いです。

先に簡単な方からということでQuantですが、
Quantのレベルは日本人にとっては非常に低いので、
特に理系であれば問題なく満点を狙えますし、狙うべきセクションです。
ただ、理系の人でも数学用語の暗記は必ず行ってください。
BisectorとかIsosceles Triangleとか、暗記しておかないと
何を聞かれているのか分からなくなります。

僕の場合、Agos Japanが出版している
GREテスト学習法と解法テクニック
設問別の攻略法と数学用語を暗記したあと、
アマゾンで購入できるオフィシャルガイドを買って練習しました。
ただ、オフィシャルガイドはPBT時代の過去問が掲載されており、
PBTは現在のCBTよりも簡単なので、
これが本番レベルだとは思わないようにしてください。
最後は、ETSのホームページから無料ダウンロードできる
GRE Power Prepで本番同様の演習を行いました。
僕の場合、これで十分満点が取れましたが、
もし体系的な復習が必要だと感じている場合は、
GMAT Mathで有名なインターナショナルマスアカデミー
というところが、GRE用のテキストも販売していますので
利用してみるとよいのではないでしょうか。

本番はとにかく計算ミスだけ気をつけてください。
CATシステムなので、最初の方で計算ミスして間違えると
取り返しがつかなくなります。
なお、最近は分散や標準偏差とった統計関係の問題が
たまに出題されるようですので、
公式だけは頭に入れておくとよいでしょう。
(僕の場合は2回受けましたが出題されませんでした。)

何年か前までは、Verbalも含めてGRE対策といえば
「ビッグブック」と呼ばれる問題集を解くのが王道でしたが、
現在ビッグブックはアマゾンで3万円以上しますし、
これが無くても十分対応できるということを
僕は立証できましたので、個人的には不要だと思います。

ちょっと長くなりましたので、
Verbal(このセクションが最も大事)は近日中に別途ポストします。


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2011年8月2日火曜日

久しぶりの更新、近況

しばらくブログ更新をサボっていました。

渡米直後は生活のセットアップに苦労しましたが、それもひと段落。
せっかく4月から続けてきたブログなので、
このまま閉じてしまうのはもったいないと思い、2週間ぶりに復活です。

この2週間は本当にいろいろなことがありました。
まず一番実感したのが自分の英語力の無さ(泣)。
手続きひとつするにも相手の言ってる事が分からないし、
伝えたいこともうまく喋れません。
西海岸はおおらかな人が多く、
辛抱強く耳を傾けてくれる場合が多いのですが、
中には明らかに嫌そうな顔をする人もいます。

渡米前から覚悟していたことですが、TOEFL105じゃ全く歯が立ちません。
来週からオリエンテーションが始まるし不安です。

セットアップについては、いろいろと始めてのことばかりで
意外とウェブ上では情報が見つからないものも多いので、
また機会を見てポストします。
日本との違いが結構面白かったりします。

というわけで最後に今日の写真です。
先日UCLAに行ってきたときに撮ったものです。
こんなに美しいキャンパスで2年間勉強できるのは幸せですね!
















ロイスホール















アンダーソンスクール















どこか分からない


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2011年7月17日日曜日

LA 到着!

出国準備があまりに忙しくてブログの更新ができませんでした。
今はロサンゼルス2日目です。

7月15日、成田空港を飛び立ちました。















これから2年間も海外で過ごすことが未だに信じられませんが、
ついに一生に一度のMBA留学生活が始まりました!

昨日は時差ボケに苦しみつつも、
コア不動産にお願いをしてスタートアップをサポートしてもらい、
電気の契約、学生寮のチェックイン、家具の購入など
かなりの部分が終わりました。




その後夕暮れ時のサンタモニカへ!午後9時でこんなに明るい!
空気も本当にカラッとしていて、東京で毎日汗をかいて
仕事をしていた先週までが信じられない気持ちです。
毎日30度を超えますが、汗がでることは全くないです。

一夜明け、今日は寮に家具の組み立てと
日用品の買い物に行ってきました。
(サンタモニカからはビッグブルーバスに乗っていきます。)

その帰りによったサンタモニカビーチ。















写真では素晴らしさが伝わりきらないのか残念ですが、
本当に美しい!!
日本では見たことのない風景です。
ロサンゼルスに来てよかった、と妻ともども思った瞬間です。


それでは今日はこんなところです。


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2011年7月13日水曜日

引越し第1弾

現在午前2時です。

ご近所迷惑に申し訳ないと思いつつ
今日来るアナカン(海外別送)引越し業者に渡す荷物の準備を進め、
先ほどようやく終わりました。

まじで疲れた。でも今日の夜の方が山場です。
明日朝一で来る国内用の引越しがあります。
(貸し倉庫は金がもったいなので、家具は実家に詰め込みます)

もうちょっとで国内での手続きが全て終わり。
まだ始まってませんが、留学ってホントに大変ですね!
留学経験者である友人Tは、「あんなのは道楽だ」と言ってましたが、
TOEFLといい、出願作業といい、留学生活といい、
確かに「疑いもせず金と時間を注ぎ込む決意」が無いとできない気がします。

しかし!
個人的には1人でも多くの人にチャレンジしてもらいたいと思ってます。
受験中の皆様、渡航準備に苦しんでいる皆様、
ガンバッテいきましょう!!


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2011年7月9日土曜日

サンタモニカ

サンタモニカに宿を取りました。
学生寮に入れることにはなってますが、
家具もなければ電気、ガスが初日から通るか分からないということで、
とりあえず最初の3日間はホテル住まいに。

寝れるだけで十分と思っていたのですが、
バケーションシーズンということもあり、
既にお得なホテルは全て完売!
某旅行会社の人に、「この時期に観光するならもっと前から
予定立てないと駄目ですよ」と叱れらる始末。

いろんな人に、「準備が遅い!」といわれるんですが、
これも職場との関係で渡航日が決まらなかったためで、
僕の責任ではないと反論したいが、
反論したところで何も幸がないのでとりあえず日本人的に謝っておきます。

そんなわけで、観光リゾートサンタモニカでも
最高級ランクのホテルハントレーにとまることになりました。
一泊350ドル(=約3万円)、3日で十万弱です。
まあ、留学準備のために新婚旅行に行っていないという
悲惨な状況なので、これでハネムーン代わりとしよう、
と自分を納得させております。

オーシャンビューで絶景レストランもあり、
ロサンゼルスに住んでいる限りサンタモニカのホテルに泊まるのは
これが最後だろう、ということで
セットアップの疲れ、時差ぼけにも負けず遊びたいと思います。


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2011年7月7日木曜日

ようやく!

出発日が決まりそうです。

そしてやっと「いよいよだな」という気分になってきました。
今まで何度か(といってもそんなに多くはないですが)
海外に行ったことはありますが、
やっぱり京成の特急に乗っているときが一番気分が盛り上がります。
(なぜか成田エクスプレスではなく京成スカイライナー派)
成田駅からトンネルをくぐって成田空港が見えた瞬間がたまらないです。

今回はいつもと違って2年間帰ってきません。
いったいどんな気持ちになるんだろうか。
不安もありますが、今はそれよりも待ちきれないという思いが強いです。

航空券の手配、保険の申し込み、海外転出届など、
ちゃくちゃくと準備が進んでます。
今週末はラスボスの引越しが待ってます。
やっぱ、引越しだけは面倒だな、どー考えても


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2011年7月3日日曜日

VISA ができました!

先週火曜日にアメリカ大使館へビザの取得面接に行ってきました。
1時間30分もかかり、何か問題があったんじゃないかと思って
不安になっていたのですが、本日無事にF-1(学生ビザ)が添付された
パスポートが戻ってきました。

これで出国準備は残すところ引越し作業くらいです。
それにしても海外への配送高け~~
航空便だとダンボール1箱3万円ですよ(!)

こりゃ船便で気長に待つしかなさそうですね。

それにしても渡航日が決まらない。。。
7月中旬であることは間違いないので、
早ければ来週、遅くても再来週ということになります。
なんで決まらんのだろうね・・・

そういえば、ロサンゼルスに到着してからの生活立ち上げが不安なので
コア不動産にムーブイン・サービスをお願いしました。
空港まで向かえに来てくれるし、親切ですね。
アンダーソンの在校生から教えてもらいました。


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2011年6月28日火曜日

留学準備英語編 序論

今まで特にポストしていなかったですが、
機会を見つけて留学準備について書いていきたいと思います。
今回は英語編その1ということで。

僕はMBAのほかにMOTを併願したので
TOEFL、GMAT、GREを1年間ですべてこなしました。
といっても最後まで満足する点数が出なかったので
相当なストレスや不安と戦う日々でした。もう2度とやりません。

点数ですが、最終的な得点は

TOEFL 105、 GMAT 690 (31,51)、 GRE 640, 800

という感じです。GREだけですね、人に自信を持って言えるのは。
TOEFLがようやく7月に100点を越え、
8月からGRE、9月からGMATの準備をしました。
最大3ヶ月で結果を出さなければいけないというプレッシャーのもと、
GREは9月に1発で結果を出し、GMATは11月の2回目の試験で
最低限の得点をクリアーしました。

当然この得点で十分な学部や学校も多くありますが、
やはりトップMBA受験においてはどうしても見劣りします。
前回紹介したアゴスの受験結果やインターフェースの体験記を読んでも、
トップスクール合格者はだいたい
TOEFL 110、GMAT 720くらいのラインに達しています。
(僕に言わせればホントに日本人か?という世界です)
世の中すごい人がたくさんいるものですね。

僕なりの勉強方法とかはまた機会を見てポストしたいと思いますが、
とりあえず言えるのは、なめてかかると絶対に点が出ない
ということですね。
特にTOEFLは、1年間、1年半という時間を本当に英語のためだけに使って
ようやく目標点を達成できる内容になっている試験だと思います。


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MBA留学生さらに減少!?

日本人MBA留学生が激減しているというのは有名な話ですが、
今年はどうやらその傾向に拍車がかかっているようです。

先週の金曜日に大手予備校のアゴスが、
本年度留学する受講生の受験結果を公表しました。
(登録すれば誰でも無料で見られます)

まだ全員結果が出てないということもあると思いますが、
それにしても過去数年のデータと比較すると
合格者数が圧倒的に少ないです。
UCLAはわずかに2人(去年までは10名程度)。

ビジネススクールは国際的プレゼンスの高い国から留学生を取りたがるので、
こういう現状は、日本への興味がだんだん無くなっていることを示しています。
(インドや中国などの新興国に興味が向いている)
僕がお世話になったカウンセラーも
口をそろえて今年は過去10年間で最も厳しかったと言っていますし、
先日知り合った大手コンサルの方の話だと
欧州合わせてMBA留学する日本人は200人くらいなんだとか。

こういう現実を見ると、
アメリカのトップビジネススクールに留学できるという機会を
本当に大切にしないといけないなあ、と深く思います。
少なくとも日本の代表として、同期の中で名の残る人間になりたいと思います。
がんばらないとね!

それにしても、一昔前はウォートンに毎年50人とか
ちょっと想像できない世界ですね。


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2011年6月23日木曜日

University Village に入居決定!

先月MBA学生用枠の抽選に落ちてしまった学生寮ですが、
なんと一般枠で本日当選したというメールが来ました。

留学関係ではI-20に続きグッドニュースです。
最近はちょっと人生がよい方向に進んでいる気がします(単純)
妻と二人で住むので2ベッドルーム(日本でいう2LDK)に応募しており、
見事2ベッドルームがあたったので良かったのですが、
よくよく調べてみると60畳(!)もあるみたいです。

いやはや、日本と一部屋のサイズが規格違いですね。
両親や友人が遊びにきたときも余裕で泊まってもらそうです。


UCLAの学生寮の申し込みはちょっと面白いので参考までに
駄文をつづっておきます。

MBA専用枠に応募する場合は、「なぜ学生寮が必要なのか」について
エッセイを提出しないといけません(嘘じゃないですよ!)
まあ基本的に如何に金が無いか訴えるわけですが、
(国際交流できるとか書くとちょっと嘘っぽい)
この辺派遣留学生にとっては厳しいところです。
僕の場合、UCLA Extension という社会人用の付属施設で会計学を
勉強したいのだが、そのための授業料が捻出できない、
と書いて落選しました。
私費の留学生と比べたら当然ながら「なめとんのか?」という
反応になってしまうのではないかと思います。

一般枠の抽選会に参加するためだけに30ドルの「参加料」が取られます。
流石財政赤字で破綻寸前の州の州立大学で、
取れるところからはいくらでも取るという心意気は潔いですね。


ところで、気になる家賃ですが1月1300ドル(10万円強)。
今すんでいる所が2LDK(24畳)で月10万5千円なので、
同じ家賃で広さが倍以上になります。

UCLAは高級住宅街のど真ん中にあり、
(ビバリーヒルズとサンタモニカの間です)
普通に同じ広さのアパートを借りると余裕で月2000ドルを超えるので、
今回寮に入れたことでかなりの節約ができます。
生活費は会社から支給されるのですが、
定額なのでこれは助かったなあと、正直思います。

もし金が溜まったら2年目はマリーナ・デル・レイにでも
住んでみようかと思ってます。


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(なぜか画像の貼付ができないので直接文章にリンクしました)

2011年6月20日月曜日

I-20 来る!

ついに!待ちに待ったI-20が届きました!!
一番不安だったプロセスが終わったので一安心です。
来週にでも大使館にVISA面接に行ってきたいと思います。

過去留学した先輩が口をそろえて「汚い紙」と呼んでいたI-20ですが、
合格証書と比べると確かに紙質が悪い。
ちなみに、Englishの欄には、not yet proficient と書いてある・・・
大学からの補足レターを読むと
「こうした方が面接が通りやすい」だそうな。
ホンマかいな、と思うがまあどっちでもいいです。

話は変わってUSCPAですが、
昨日カリフォルニア州立大学の単位取得試験(2科目目)を受けました。
テキストに無い分野の問題が何問か出て焦りましたが
無事にAグレード獲得です。
着々とUSCPAに向けて歩んでる感があります。

でも今日のニュースで、日本が国際会計基準の導入を遅らせることを決定した
という記事が出ていました。震災のためという理由らしいですが、
なんかドサクサに紛れてやったように思えてなりません。
国際会計基準の適用は2015年ですから、
今回の震災があったとしても、適用を数年間遅らせる理由にはならないでしょう。
USCPAやEU各国のCPA(日本より楽に取れる)が
日本に乗り込んでくるのを嫌がって抵抗しているだけでしょうね。

いずれにせよCPAとして働く気はないので、気にせず頑張っていきます。


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2011年6月17日金曜日

Anderson 卒業生と

しばらく更新が空いてしまいました。仕事ですよ、仕事!
「もうすぐ2年間遊びに行くんだろ」というなんとも理不尽な理由で
久々に猛烈な忙しさというのを体感させられました。

幸い留学準備中は穏やかな状態が続いてくれたんで
まあよしとしますかね。

この2週間の出来事ですが。。。


1.渡航日がまだ決まりません(泣)
7月中というのは間違いないので、仕方なくアパートも7月一杯契約。
他の会社の人の話を聞くに、海外の場合は2ヶ月くらいまえに
教えてくれるもんなんだと。
そりゃあそうですよねえ、と思いつつ泣き寝入りです。

2.I-20(入学許可証)も来ない(泣)
UCLAの対応の悪さに本当にビックリです。
毎日電話&メールをし続けると1週間くらいでワンステップ進むという有様。
ようやく水曜日に「I-20ができました」とのメールを見て心浮かれるも、
「間違った種類のを作ってしまったから作り直すよ」
というあり得ない連絡が。いつになったら大使館にVISA申請にいけるのか。
いや~、前途多難ですな。

3.卒業生との飲み会
先週の土曜日に卒業生が歓送会を開いてくれました!!
皆さんがAndersonを卒業生してキャリアチェンジに成功しているのを見ると
いろいろと考えさせられてしまいます。
まあ僕の場合、今の会社に戻るという選択肢しか無いんですが。

それにしてもロサンゼルスでの生活は本当に楽しそうです。
Duke と迷いに迷いましたが(今でも未練はある)、
ロサンゼルスに行ったらきっとそんな気持ちは吹き飛ぶんだろうと思います。
でも気を抜かないようにしないと誘惑に負けそう。
折角だからゴルフと国立公園巡りは絶対にやりますけどね!

もう完全に浮ついてます。早く行きたいな~


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