2013年6月17日月曜日

新たなスタート

明日日本へ帰ります。

ブログを始めた当初は、3日坊主になってしまうだろうなと思っていたのですが、
2年間続けることができました(内容にかなりムラがありますが)。
そして、何故か最もアクセスが多かったのはUSCPAネタでした。。。

MBAを卒業した後どうしようか考えていたのですが、
このブログはMBAブログとして綴っているもので、
日本での仕事とは切り離しておきたいと思っているのでこれで終了することにします。
今後もブログは続けるかもしれませんが、
このブログとは連続性が無い形式にするつもりです。


というわけで、日本に戻って来週から新たなスタートを切ります。


今までこのブログを読んでくれた皆さん、ありがとうございました。

My highest gratitude to Anderson, UCLA, LA, my friends, and my family. Thanks!!


2013年6月15日土曜日

卒業式

ついにこの日がやってきました。

2年前の7月15日にロサンゼルス国際空港に降り立って始まった
人生一度のMBA留学はこれで全てが終わりました。

文才が無いので上手く言葉に現せないのですが

MBAに来て本当によかった

































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2013年6月13日木曜日

卒業旅行

先週の金曜日にAMR(卒業プロジェクト)の最終プレゼンがあり、
Andersonでの全てのタスクが終了しました。

ということで翌日の土曜日から卒業旅行に行ってきました。
行き先はGrand Circleと呼ばれるアリゾナ州とユタ州一帯に広がる国立公園郡。
LAからは車で片道7時間くらいかかります。
ラスベガスを抜けてさらに東に走り続ける感じ。

日本では絶対に見られないような景色ばかりで大満足。
このような景色ももうしばらく見ることはないんだろうと思います。

以下、いくつか行った観光スポットを紹介。

Zion国立公園
















Zion: Narrows Trail
普通のハイキングコースと違って川の中を歩きます
 
Antelope (Slot Canyon国立公園)














Horseshoe Bent (コロラド川の一地点)
 
これで後残るは今週金曜日の卒業式のみです。


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2013年6月2日日曜日

U.S.CPA Certificate

合格してからしばらく放置しておいたUSCPAですが、
卒業までにCertificateは取っておこうと思い、取得手続きを進めていました。

そしてようやく昨日届きました。大体期間としては1ヶ月くらいかかったのかな。

日本の資格の合格証書とかと比べると割とでかいです。
これで履歴書の記述をSuccessful candidateからUSCPA (Inactive)に変えられます。

 

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2013年5月30日木曜日

最後の授業終了!

何と、今日でMBA最後の授業が終わってしまいました。

本当はもう1週間あるはずなのですが、教授が今日の授業の最後に
「来週は裁判に出頭しないといけないから授業はキャンセル」
という爆弾発言をかまし、もう少し感動的になるはずだった
MBA最後の授業があっけなく不意打ちの如くおとずれたのでした。

まあ、いいか。
全ての授業が終わった学生は
自分のネームプレートを校舎に貼り付けるという伝統があるのですが、
流石に今日貼るとフライング気味でしばらくさらし者になってしまうので
これは来週学校に行った際にするとします。

後は卒業プロジェクトの最終プレゼンと期末試験を残すのみ。
2年間本当によく勉強したと思います。
「とりあえず5年間は勉強はいいや」と言えるくらい勉強するというのが
留学の目的の1つだったのでそれは達成できたかなあと。
ただ、もっともっと学びたいことがあるので
仕事の間の勉強は続けていこうと思ってますが。

さて、今日は不動産屋に電話をして帰国後のアパートを確保したいと思ってます。
あっさり決まればいいんですけど。


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2013年5月20日月曜日

帰国準備

学校は明日からWeek 8。卒業式まで4週間を切りました。
学業関係では宿題2つに期末試験1つを残すのみです。

帰国日まで1ヶ月を切ったこともあり、最近は帰国準備が本格化してきました。
学生寮の退去申し込み、フライトチケットの予約、引越し業者の選定などなど。
傷だらけの車が予想より高く売れそうでこれはかなりラッキーです。
日本と違って中古の家具もそれなりに売れるので
こちらに来たときのセットアップへの投資がいくらか戻ってきそう。

帰国後は東京に住みますが、アパートを自分で借りて住む予定です。
不動産屋に問い合わせたところ、こちらに居る間に物件を選定して
帰国日に契約→即入居ということもできるそうなんで
ホテル代を浮かすためにそうしようかと思ってます。

もう少しでMBAも終わり。だんだん日本が恋しくなってきました。


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2013年5月6日月曜日

2年間で勉強したこと

さて、最終学期もWeek 5が終了。

今週は今学期唯一の中間試験がありました。
他の講義やUSCPAで勉強した内容とそれなりにかぶっていることもあり、
3時間程度の試験勉強でまあ問題無いだろうという出来具合です。
この2年間の学習内容が一過性の記憶に留まらずに、
ちゃんと定着してきているなあ、と感じられました。

今回はあまり面白いポストではありませんが、
折角なのでどのくらいの科目を2年間で勉強したのかについて、
学問領域別にまとめておきたいと思います。
(完全に自己満足です。)


経済学系  3科目
統計系  1科目
会計系  3科目
ファイナンス系  4科目
マーケティング系  5科目
 
オペレーション系  2科目
戦略系  2科目
組織論系  2科目
アントレ系  1科目
ソフトスキル系  2科目

この他オマケとして夏休み中にUSCPA受験。
科目は財務会計、監査論、ビジネスロー、ビジネス一般の4科目。

ということで、マーケティングとファイナンスに若干重点を置きつつも、
随分いろんなことを学んだなあと思います。


この勉強関係で1つ思っていることを書くと、
よくMBAの知識はMBAに行かなくても身につけられると言われますが、
これはYESでありNOであると思ってます。

まず、YESの理由:日本の本屋で売っている本を読めば同じことが書いてある。
実際日本語の参考書をいくつか持ってきていますが、
日本の参考書の方が詳しいこともあるくらいです。

それでNOの理由:2年間毎日毎日朝から晩まで勉強して身につく知識量である。
多分フルタイムで働きながら同じだけ勉強しようと思ったら、
5年計画とか10年計画になる量だと思います。
そして実際に本による独学だけでこれだけの知識量を蓄えた人を見たことがないです。
やっぱりフルタイムで2年間勉強できる環境だからこそできることです。

もちろん、MBAのメリットは知識量以外の点の方が重要だと思います。
今回は知識量のみ焦点をあてましたが。


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2013年4月29日月曜日

MBA留学に必要な費用:派遣留学編

私費留学の人については、
ブログなどでMBA留学にかかった費用を公開しているのをよく見ますが、
果たして派遣留学の人はどうなのか、というのが今回のポスト。

既に2年間の総支出が固まっているので、今後の人の参考になればと思い。
ちなみに、総支出は社費、私費でもちろん差はありません。
ここで言うのはネットでの実質的な支出がいくらなのかという話。


1.留学準備

留学準備のための費用が支給される会社も多いですが、
僕のケースは一切費用補填が無いので、全額自己負担です。
なので留学準備についてはかなりケチりました。
ただ、これ以上金を注ぎ込んでもそんなに限界効用は高く無いように思ってます。

TOEFL予備校(Web TOEFLなど)と書籍 20万円
TOEFL受験費用15回分 30万円
GMAT予備校(Y.E.S)と書籍 15万円
GMAT受験費用2回分 5万円
GRE予備校と書籍 4万円
GRE受験費用2回分 4万円
エッセイカウンセラー 75万円
出願費用 25万円
現地インタビュー 15万円

合計 約190万円 (これだけで車が買える)


2.留学中

Citi Bankの銀行口座で全ての出納を管理していたので、
ここでは留学前と現在の口座残高の差額で掛かった費用を計算。

口座残高の推移はプラス210万円。

ちなみに、この間にあった収入については、
授業料と生活費、給料の支給が2年間で合計1950万円。
つまり、支出額は1950万円-210万円で1740万円。
このうち学費が1000万円くらいです。


ということで、実質の支出額は210万円-190万円で20万のプラス。
収支プラスじゃんということで私費の人に比べて
はるかに恵まれた状況であることは間違いありません。

一方で、「派遣留学に行くと貯金が増える」というのは完全に都市伝説です。

僕の場合、2年目に150万円の返済不要の奨学金をもらっているので、
これが無ければその時点でマイナスです。

さらに、他の派遣生と比べて半額以下の家賃の学生寮に住んでますし、
他の派遣生ほど旅行に行ったり、ちょっと良い家具を買ったりということもしてません。
派遣生の中ではかなりの節約生活を送ってます。

トドメの一発が、幸いなことに2年間為替相場が安定して1ドル80円でした。

というわけで、派遣生の方についてもMBA留学は基本的に収支マイナス。
(会社からの費用補填が青天井の実費払いなら話は別ですが)
2年間が終わるころには貯金の残高がかなり減っているというのが多数派だと思います。


言わずもがなですが、もちろん金銭面以外でのベネフィットも滅茶苦茶大きいので、
トータルでのベネフィットは確実にプラスだというのが僕の実感です。


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2013年4月25日木曜日

MBAの成績はどれくらい重要か

先日ある同級生とMBAの成績と将来性には相関があるのか、という議論になりました。
結局こういう議論は往々にして平行線にしかならないんですが、
せっかくなので自分なりの考えをまとめておこうと思います。

まず、大前提の事実として、多くのMBA学生は成績を気にしません。
これは、ほとんどのビジネス・スクールが成績非開示ポリシーを策定していて、
就職する際に企業の人事に成績を言わなくてよいということを基本としているためです。
ほとんどの企業もこのポリシーに対して理解を示してくれています。
また、98%の学生はこれが最後の学生生活(博士課程に行くつもりはない)となるため、
博士課程入学に求められる高いGPAを取る必要もありません。

とは言うものの、やはり中にはGPAやDean's listなどのHonorを気にする企業があることや、
高いGPAが取れれば、それはそれで積極的にアピール材料に使えるため、
1年目の必修科目については皆かなり頑張って勉強している感じです。
ちなみに、コンサルや投資銀行、グーグルなどの一部の事業会社はGPAを気にするので、
これらのところに行きたい人は、全力で成績を取りにいくことをお勧めします。
(日本支社は例外多し。目安としてはGPA3.8以上くらいらしい。)
これらの企業は成績がそこまで重要ではないと分かっていつつも、
だからと言って勉強の手を抜くようなやつはいらない、というロジックのよう。

2年目になると、既に就職先が決まっている学生が大半で、
成績に対するモチベーションが限りなく低くなるため、
1年目に頑張っていた学生も手を抜きがちになると感じています。

ただ、一方で、入学当初は高GPA取る気満々だったけど、
この同級生のプールでそれを達成するのは困難だということが分かり、
ビジネス・スクールだから成績なんて気にしないというのを理由にして
あえて諦めようとしている人もいるようには思います。
心理学で習った合理化というやつですね。まあ、それはそれでいいと思います。
やっぱり所詮はビジネス・スクールですから。

ここまでが前提。で、本題に戻ると、以前ポストした内容とも若干似たような論調ですが、
成績が良い人は卒業後の仕事においても上手くいく確率が比較的高めだと思ってます。
勉強に対してハードワークする人は仕事に対してもそうだと思うし(逆は不明)、
物事に対する理解力や経営の知識も十分に備わっているといえるためです。
現に、ビジネス・スクールでは有名になった卒業生がゲスト・スピーカーとして
講演しにくることが多いのですが、そのような卒業生は
MBA時代に学業でも素晴らしい功績を修めていることが多いです。
(例えば、Honor Societyには上位15%の学生が入れるけど、
スピーカーのHonor Society率は15%をはるかに超えている。)

で、じゃあ成績が芳しくない人はどうなのか、というと
このプールには3通りの人がいるので判断が難しい。3通りというのは、
① 仕事はできるが成績を気にしていないので成績は悪い
② 仕事はできるが勉強はできないので成績は悪い
③ 仕事もできないし勉強もできない

欧米のビジネス・スクールでも③が結構いるのは事実です。
ビジネス・スクールの入学審査なんてお化粧でかなり誤魔化せますからね。

一方で①や②、特に①が相当数いるというのは肌で感じていて、
テスト勉強はほとんどしないくせに、
グループワークの宿題やケースコンペなんかでチームを組むと
恐るべき地頭の良さを発揮する人がままいるんです。

なので、僕の意見としては、ビジネス・スクールの成績と卒業後の功績には
ほとんど相関はないというもの。相関係数で言えば0.3とかその程度。
実際、過去にこれを研究したシカゴ大かどっかの研究者がいて
結果は非常に緩い相関が認められるということだったかと記憶してます。

ちなみに冒頭に出てきた同級生は、
自分の成績が良いもんだから、強い相関があると言って譲りません。
という割に就職活動は全く上手くいってなくて、それはたまたま運が悪いんだそう。
まあ、不毛なんであんまり議論する気もないんですけど。

組織論で習いますが、こういうのを
Confirmation BiasとSelf Attribution Biasといいます。

自分も陥らないように気をつけよう、というのが今日の教訓。
(トピックと全く関係無し!)


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2013年4月21日日曜日

自信を持つこと

自信を持つことは難しいというのが今日の投稿です。

最近この2年間を振り返ることが多いのですが、2年前にクラスメイトの前で、
Andersonでの目標は「自信を持てるようになること」と言ったことを思い出しました。

僕の明らかな弱点のひとつは自信が無いという点です。
学部での就職活動中にも
よく面接官から「自信が無いように見える」と注意を受けたものですし、
また、仕事をしている際にも「もっとはっきり主張しろ」と言われたものでした。

それでこの弱点は果たして改善されたのかどうか?
僕の今の感覚ではますます自信が無くなったというのが正直なところ(笑)
自信が無いのは、自分の知らないことが多すぎて、
「自分の意見は、自分の知らないことを見過ごしていて重大な欠陥があるのでは?」
と常に思ってしまうから。
周囲の人や著名人なんかの意見を聞いていても、
知識不足のために滅茶苦茶なことを言っている人が9割以上だと感じていて、
多分自分もそのうちの1人だろうなあと思っているから。

この2年間で自分の知らないことが圧倒的に増えたので
(知らないことが沢山あるという意識が強くなった)
何か最近自信ないなあと感じるわけです。

もちろん全てのことを完璧に知っている人なんていないのは分かっていて、
その中でも自分の意見をはっきり主張することが大事なんだとは思います。
ただ、同級生とかが、事実認識が間違っているにも関わらず
自信満々で持論を展開するのを見るとかなり痛いなあとも思うし、
自分はそうはなりたくないとも思います。

以前、あるコンサルの方とお話をしたときにこの疑問をぶつけてみたら、
「だからコンサルはハードワークするんだ」と言っていました。
徹底的に調べてファクトを積み上げて100%合っていると言えるようにする。
自信の無さを解消するために全て調べ上げるということですね。
自信が無いように見えてしまうとクライアントを説得することは不可能だから、
そうしているんだそうです。

でも、上記のとおり全てのことにおいてそうするのは不可能だし、
やっぱり上手くバランスとって、決して傲慢には見えないようにしつつも
そのときそのときのベストの意見をしっかり言うということなんだと思います。

ただ、授業でのプレゼンのフィードバックとか聞いていると、
少なくとも自信のあるようには見えているとのことで、
(プレゼンは得意分野の1つ)
まあ「自信のあるように見せかける」というスキルはついたのかなあと思っています。


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2013年4月15日月曜日

Week 2

今日でWeek 2が終わり明日からWeek 3です。

2週間ぶりの更新か。2回ほど更新しようと思ったものの、
書いてる途中でなんだか萎えてしまい原稿はお蔵入りしてます。
まあ、大した内容じゃないんですけど、また気が向いたらアップします。

そして今回も取り立てて書くことがあるわけじゃないというオチ。
最終学期に入ると、これまで単位を不足気味にしか取っていない人を除き、
みんな授業を2から3個しか取らないし、
週に1~2日しか学校に来なくなるのであまりイベントも起きずという状況。
正直そろそろMBAはお腹一杯、就職も決まったしちょっとバーンアウト気味
といった感じでしょうか(僕も含め)。
既に旅行も行き尽くしているというか、取り分け行きたい場所は無く、
家や近くのサンタモニカとかでまったりしている同級生が多いという印象です。

MBAは1年間じゃ物足りないけど2年以上だと完全にダレると思うので
この2年というのは実にちょうど良い期間だと思います。

MBAに限らずだけど、何か物事をするときって
1年で一通り経験して、2年目で1年目の反省を踏まえて改善、
3年目になると成長カーブが鈍りはじめ、物足りなさを感じ始めるという感じ。
やっぱり、トータルでの成長を考えると何事も3年目には
新たな環境に飛び込んだ方がいいというか、
少なくとも自分は飛び込みたくなる性分なんだと思います。

うちの職場もその他大勢の例に漏れず総合職は2年おきに異動し、
そのために専門性が付かないと批判されることも多いのですが、
(ここでは昇進によるポジションの変更とかも無いという場合)
3年とか5年やったところで限界効用は指数関数的に逓減するし、
むしろ真剣に仕事に打ち込めば、総合職として必要なことについては
2年で十分学べるのでは?というのが正直な気持ち。
逆に10年とか15年同じ仕事を真摯に続けられる人はすごいとも思います。

なんかすごいグダグダだ。
統一性とか文章の正確性とか全くなっていないが今回はこれでご容赦。






2013年4月4日木曜日

冬学期の成績と春学期の授業

今日ようやく冬学期の成績が出揃いました。
最終学期(今学期)の成績は卒業後に出るので、多分これが最後の報告。

MGMT 232F Behavioral Finance   A+
MGMT 250A Market Assessment   A
MGMT 262 Price Policies   A
MGMT 406 Global Macroeconomy   A
MGMT 444A, 444B Applied Management Research (春学期に出る)

Quarterly GPA   4.0
Overall GPA      3.92

というわけであっけなく2度目のストレートAが来ました。
この時期の選択科目になるとこんなもんなのかもしれません。
ただ、この成績を公開するという行為は一旦初めてしまうと
悪い成績を取った時に非常にみっともない(公開するにしろしないにしろ)ので、
2年間満一応恥ずかしくない成績を取り続けることができたのにはホッとしています。
(もちろん上には上がいて、他校の日本人では2年間ストレートAという人もいます。感服!)

さて、昨日から始まった春学期の授業構成は以下のような感じです。

MGMT 222 Cost Accounting and Incentives
MGMT 268 Entertainment Marketing
MGMT 278A Urban Real Estate Financing and Investments
MGMT 444C Applied Management Research

ただ、既に卒業要件は十分過ぎるほど満たしていて、
最後のAMRを除けば今期他に何もとらなくてもいいという状況です。
実は、留学生に対しては米国での就労を防ぐために
毎学期12単位ずつ取らなければいけないというVISAの要件があるのですが、
最終学期に限ってはこれを免除できることを知りました。

上記授業は内容的にとてもエキサイティングなんですが、
正直最後の学期くらいは大量の宿題に追われたくないというのと、
AMRでクライアントに満足してもらえるアウトプットをしっかり出したいというのがあり、
聴講(単位は付与されない)でいいかな、とも思ってます。

さてさて。


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2013年3月31日日曜日

6年目の終わり

今日で社会人生活6年目が終わります。
就職したのは22歳のとき。

工学部出身ですが、大学4年のときに配属された研究室の院生を見て、
余分に2年通ったところで日本の大学院のぬるま湯につかっていては
全くと言っていいほど成長しないことが分かり、
サッサと社会に出ようと思って就職しました。

僕の母校では、工学部の大学院進学率は90%を超えており、
大学院に行かずに就職するのは、
上位90%の学力レベルが無かった超落ちこぼれというのが相場だったので、
周りからは結構反対されたし、
教授陣からは推薦で無試験にしてやるから残れと言われたものでした。
(学部時は授業さぼりまくってたけど、成績は上位15%に入っていた)

結局この選択は成功だったと思ってます。
いわゆる総合職系の仕事なので、大学で学んだ内容を使うことはないし、
最初の2年間で超厳しい上司に連続してお世話になったので
随分短期間で鍛えてもらいました。
(当時は辛くて辞めようと思ったことは何度もあるけど)
仕事内容もとても面白かった。
3年目に異動になったときの送別会では、
直属の課長補佐から「とても3年目とは思えない」と言っていただきました。

が、その次の部署は、最初の半年こそエキサイティングだったものの、
その最初のプロジェクトが一段落ついた後は、
大企業病の原発巣で仕事をしているような感じ。
全く組織のアウトプットにつながらない仕事を
優柔不断な上司と常に改悪する方向へ朝令暮改する上司に挟まれつつ、
大勢の利害関係者と調整にならない調整をし続ける。
こんなにストレスが溜まる環境は無いなと思いました。
ちょうど派遣留学が決まったのが不幸中の幸い。
留学準備に意識を傾けることで何とか出国日まで頑張ったような感じです。

UCLA Andersonに来てからは、
2つ目の部署での鬱憤を晴らすべく猛烈に勉強しました。
鬱憤というか、自分の成長が一時的に止まってしまっていたことに強い不安を感じ、
自分の知らないことを兎に角1つでも多く吸収したいという思いが強かったです。
お陰で、この2年間の成長については、
ほとんどの同級生には負けていないと胸を張って言えると思ってます。

振り返ってみると、奇しくも、社会人になってからは2年おきに新しい環境に置かれてます。
今年も帰国すればまた新たな仕事が待っているわけで、
社会人人生最初の8年で4つの環境を経験できることになるのは、
それはそれで良かったかな、と思ってます。
(自分が飽きっぽい性格ということもあり)

今年の夏で29歳になりますが、少なくとも35歳までは
次々に新たな成長カーブに飛び込んでいく人生を送りたいと思ってます。


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2013年3月24日日曜日

LAマラソン

そんなに細かく実況リポートとか書くつもりはないですが、
せっかくなのでサラッと記録に残しておこうと思います。

先週の日曜日にLAマラソンに参加しました。
ドジャースタジアムから始まってハリウッド、ビバリーヒルズを通り
サンタモニカまでの26マイル(42キロ)を走るというもの。

28年間の人生で今回が初めてのフルマラソン。
やっぱりフルマラソンに出るためには相応の練習が必要なんですが、
東京に戻ったら仕事の合間に練習時間を取れるほど暇では無さそうなんで、
この機会を逃したらもう次は無いかもしれないということで思い切って出ました。

マラソン出るんだと話すと、ほぼ100%の確率で
「お前みたいなホワイトモヤシに完走なんか無理無理」(実際はもっとソフト)
てなことを言われたので絶対完走してやると心に誓っていたのでした。
結果は5時間13分で見事完走(最後は歩き)。
4時間台を目指してはいたけれど完走し切ったのでかなり満足です。

ちなみに、事前の練習としては、秋ごろから週2、3回程度走ってました。
最初は3キロくらいでしたが、最後は15キロくらいまで伸ばしました。
マラソン出た後で振り返ると、これでは完全に不十分で、
少なくとも2、3回くらいは25~30キロくらいの練習をすべきだったと思います。

それで出てみた感想ですが、「とにかくキツイ!」の一言に尽きます。
マジでしんどかった。
最初の13~4マイルくらいはとても気持ちよく走れていて、
音楽聴きつつ風景を楽しみながら颯爽と掛けている感じ。
ペースも1マイル9分くらいで、4時間半いけるのでは?と思ってました。

ただ、そこから急激に脚の負担を感じ始めて、16マイルで完全にペースダウン。
呼吸の方は全然大丈夫なんですが、脚が全くついていかない。
おまけにまだ10マイルもあるという事実に愕然として一気につらくなります。
そして21マイルからがさらに地獄。本当に脚が動かない。
痛みに耐えながら超スロージョギングで何とか前進という感じでしょうか。

そして22マイル地点でついに脚をつるという悲劇。
痛さに耐えていると近くにいたおばちゃんが「プレッツェル食べる?」と。
10分ほどおばちゃんのプレッツェルを食べながら休憩。
相当に痛い。ギブアップしようと何度も思いましたが、
ここでギブアップすることはプライドが許さず
残りの距離は根性で歩きとおしました。
翌日から3~4日はまともに歩けず、学校ではかなりの笑われ者。

まあ、かなり大変な経験になってしまいましたが、
参加したこと自体は良かったです。こんなことなかなかできないですから。
富士登山と同じで、人生一度は挑戦してみるといいと思います。
(ちなみに、富士山は2回登頂済み。フルマラソンのがはるかにキツイ)


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2013年3月22日金曜日

冬学期の終わり

今日最後の期末試験があり、冬学期が無事終了しました。
今回はなんかあっさり終わってしまいました。

卒業プロジェクトがあるので
忙しさだけで言えば去年の冬学期と同じくらいだったのですが、
去年は最後5日連続でテストがあったので
それと比べると最終週の追い込み具合が全然違う。
多分これがあっさり感の一番の原因だと思います。

さて、春休みは1週間強しかなく
これが終わるともう後は卒業式まで一直線なので
LAでの最後の休暇を楽しみたいと思います。
といいつつ明日は卒業プロジェクトの遠征で5時半起きだったりする。
がんばろー

ちなみに、先日LAマラソンに出たのですが、
その記録はまた次回にでも。


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2013年3月16日土曜日

Week 10 Done!

昨日で冬学期の授業が全て終わりました。
今期はWeek 10までにファイナル・プロジェクトが終わるものが多かったので、
来週はFinal Weekなものの、残っている課題はプロジェクト1個に試験が1つ。
そしてプロジェクトについては自分のところは既に完成。
期末試験の方も、中間試験とレポートがほぼ満点だったので、
期末もよほどヘマをしない限りBランクの成績はつかないと思われ。
ということでこれまでと違って早くも心に若干の余裕があります(笑)

それにしても着々と帰国の日が迫ってきています。
何と他の派遣生の中には、
卒業式の翌日から出勤しなければいけないところもあるんだとか。
結局どの会社も同じで、「MBA留学=2年間のバケーション」としか捉えていないので、
卒業式が終わったら「これ以上休暇は要らないだろう」という認識らしい。
実情としては仕事と匹敵するくらい忙しい時期もあるんですが。
というわけで、どうやって派遣期間を延ばすかというのは
この時期の派遣留学生共通の悩みとなっています。
だってこっちの退去準備とか日本でのセットアップとかやっぱり1週間はかかるでしょ。
究極の手段は子どもを作って、妻が安定期に入るまで飛行機乗れないというもの。
(冗談ではなく本当に毎年います)

あ、ちなみに、ビジット対応をしていると100%聞かれる質問の1つが
日本に帰ったら転職するんですか?というもの。
今、大部分の企業では派遣後一定期間内に辞めると
留学費用を返還しなければなりませんが、
それでも転職者は後を絶たないんですよね。
詳しくは書けませんが、少し前にも一人相談を受けたことがあります。
まあ、日本の企業が「MBA留学制度=優秀な学生を集めるためのエサ」
という意識を変えない限り、MBA留学から戻った学生が
お役所的な下働きにうんざりして辞めてしまうという悪しき慣行は直らないでしょう。
(総合商社だけはMBA留学制度を上手く使っているかな、という印象ですが)

これはMBA留学した人でないと分からない感覚だと思いますが、
MBA留学後に転職してしまうのは給料に不満があるわけではなく、
「年功序列のため自分の力で勝負できない」、「1つの会社に依存する人生」は
間違っている(少なくともグローバル・スタンダードではない)ということに気付くためです。

これまでに何百も何千も議論されてきたものですが、
このMBAというのは、本当に年功序列制度に馴染まないものです。
要はMBAを取るような人というのは、
「実績のみで判断される経営者・管理者側に行くことを自ら望んでいる人」なわけです。

世界的には、ポジションというものは年功を称えるためにあるものではなく、
組織には専門的な役割が異なる人が必要だからポジションがあるわけです。
事務員というポジションがあるのは事務員としての専門的な役割があるから、
課長というポジションがあるのは課長としての専門的な役割があるから、
社長というポジションがあるのは社長としての専門的な役割があるからです。

ビジネス・スクールに行く人というのは、
課長、社長といったポジションのキャリアパスを選ぼうとしている人、
すなわち、「係長や係員といったキャリアパスを放棄した人」ということです。
そういう人が無理やり係長、係員のポストに戻されると
自分が2年間の間につちかった思いや
グローバル・スタンダードとの乖離に違和感を覚えるわけです(と予想してます)。

まあ、この件に限らずですが、
僕は日本の年功序列制度は本当に悪しき慣行だと思ってます。
高度成長期を当の昔に終えた日本では、
年功序列制度が機能しないことをほぼ全ての人が理解しているのに止められない。
厚労省も年功序列を維持するような政策ばかり出している。
本当に慣行というのは恐ろしいなと思います。

というわけで今日はこんなところです。

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2013年3月3日日曜日

英語力

冬学期はWeek 8まで終了しました。
これから先2週間くらいは期末の山場で正直相当ヤバい状況です。
とは言っても今まで何度も経験した程度のものなので
「しんどいけど、まあ何とかなるよ」という感じではあるんですが。

さて、ここ2週間で2回ほど自分の英語力の無さを痛感した出来事がありました。
1つは学校の宿題で、「お前の英語は洗練されていない」
という理由でかなりの減点をくらったこと。
もう1つはある教授と話していたときに
「申し訳ないがここ(紙)に言ってることを書いてくれるか」と言われたこと。
この2年でかなり英語は上達したんですが、
それでもこういう出来事は未だに結構起こります。
なので実は留学前よりも英語恐怖症になっているんじゃないかという説も。。。

今回言いたかったのは、
別に「こんなの留学生イジメだ」とかそういうことではなく、むしろその逆。
あるインターネット上の記事への反応として、多くの日本人が
「英語はツールに過ぎない。本当に大事なのはちゃんとした日本語を使えること」
と力説していることに対してです。

このおそらく日本人のマジョリティであろう意見に対しては激しく違和感を覚えます。
まさにこれこそ「井の中の蛙」であって、こういう考え方をしている以上、
日本がグローバル競争で生き残ることは無いだろうなと思ってます。

このグローバル化した世の中において英語は既にデファクトの共通語であり、
英語が出来ないイコール世界から相手にされないということです。
「英語はツール」というのは正しいですが、結論は「なので、出来て当たり前」なんです。
所詮大学院の中なので、僕の英語力の不足も宿題の減点程度で済むわけですが、
これが実際のビジネスの世界であれば「面倒だからもういいや」と無視されるわけです。
実際、留学生が英語圏で就職しようと思ったときに一番の障害となるのは語学力。

通訳を使えばいいという日本人は多いのですが、
誰が好き好んで、お金もかかるし同じ時間で情報量が2分の1しか伝わらない人と
何かを一緒にやろうという気がおきるのでしょうか?

大学院のビジネス・ケースでアメリカの企業が日本の企業と一緒に
何かやるという話題が度々あるんですが、かなりの確率で問題点にあがるのが、
ランゲージ・バリアがあるから日本企業との協力を止めるべきではないかというものです。

よく著名人が書いた著書の中で、その人の海外体験が述べられていて
多くの人が「英語が出来れば日本人は鬼に金棒」というようなことを言っているのですが、
これもあまり的を射ていなくて、実際は「英語が出来ない」ことこそが問題なわけです。

「そうは言っても日本語と英語は言語が違い過ぎていて日本人には不利」という声も。
もちろんその通りですが、そんな言い訳誰も聞いてくれません。
[Life is always unfair]
この不利な状況は日本人自身が得意の勤勉さと努力で何とかするしかないでしょう。

この先数年とかそういったスパンで今の状況が大きく変わることは無いと思いますが、
少なくとも自分の子供の英語教育だけは徹底しようと思っている今日この頃。


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2013年2月20日水曜日

Andersonはキツい!?

最近ちょっと時間に余裕があるので連投。
毎学期そうなんですが、中間シーズンが終わると
期末前まで一時的に宿題があんまり無いんです。

Bdding Round 2は最終的にReal Estate Financing and Investmentにビッド。
不動産です。Anderson名物教授のHabibiが担当しています。
他にもいろいろ興味引かれるものはあったんですが、
今まで取った科目と部分的にオーバーラップしているものが多く、
それなら全く知らない科目を取って自分の世界を広げようと。
まあ、宅建持っているので不動産は全くの未知というわけではないんですが、
経営の観点からは全てが新しい学びになると思います。

さて、最近度々同級生から聞くのが
「実はAndersonってビジネススクールの中でもハードなんじゃないの?」というもの。
ハードというのはアカデミクス面(勉強面)での話。
これは秋学期に交換留学に行っていた人ほぼ皆が言っています。
実際他のスクールの半分くらいは以下のような感じ(らしい)。

1.ターム制(3学期制で夏学期は休み)
2.卒業に必要な単位数が少ない(2年間通して15科目ほど)
3.授業時間が1回2時間とか2時間半
4.宿題が学期を通して2個から3個しかない
5.中間が無く期末一発勝負の科目も多い

Andersonはこんな感じ。

1.クオーター制(4学期制で夏学期は休み)
2.卒業するために最低25科目の履修が必要
3.授業は1回3時間
4.宿題は5個から7個くらいが平均。多いものは15個くらいある
  (よって1学期間に試験やプロジェクトを除いて20から30くらいの宿題をこなす)
5.中間関連のものが何かしらある
6.AMRがある

まあ、2についてはターム、クオーターの違いなので、
実質的な授業時間数は同じくらいになると思います。
ただ、以前ポストしたように、クオーター制であったとしても
ターム制と同じだけの学習範囲を詰め込んでいるので、
単位時間当たりの負担は重たいはず。

同級生の話を聞いている限り、決定的な違いは4と6だと思います。
6のAMR(卒業プロジェクト)は、2科目分のカウントなんですが、
ワークロードだけでいうと5~6科目分くらいのヘビーさがあります。

今までも他のスクールに行った人の話を聞いていると
Andersonの方がキツい気がするという感じはしていたのですが、
最近だんだんそれが確信になってきました。

まあでも結局「だから何?」という話で、
僕みたいに勉強が好きな人間にとってはむしろウェルカムだし、
「経営の知識が不十分なMBAホルダー」は世界共通の問題点なので、
ビシビシワークロードを課すのは学生にとってはキツいけど
Andersonの学生の質を保つには悪くない方法かなあと個人的に思います。


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2013年2月19日火曜日

Bidding Round 1 終了

Bidding Round 1は宣言通りEntertainment Marketingを6ポイントで落札。
この科目は99.9%席が埋まることはないという予測のもと
アグレッシブに低ポイントを入札し、見事最低入札ポイントでゲットできました。
(なぜ1ではなく6ポイントなのかは少し説明が面倒なのでここでは省略)

それにしても来期は選択科目が非常に多いので、
別に高ポイントを入札しなくても普通にRound 3くらいまでは好きなものを取りやすそう。
秋学期の選択がわずか40弱だったのに比べて来期はなんと70科目弱です。
秋学期は1年生が選択科目を取らないとはいえ
もうちょっとバランスを取ってくれというのが正直な感想です。
二学年合わせて700人しかいないAndersonなので、
平均すれば大体1クラス30人から40人くらいになってしまう量です。

一方で、春学期注目株No1のサプライチェーンは早くも定員に達したようで、
最低落札価格も昨年同様サクッと1000ポイントオーバー。
僕も本当はこれを取ろうと思っていたんですが、
何故かグループワークのためのグループを8人か9人で組まなければならず、
なんかロジ(スケジュール調整)だけで1学期間ストレス溜めそうな予感がしたのでパス。

他にもAndersonで人気な組織論系の科目も大方Round 2で埋まりそうな感じです。

さて、この時点でまだ3000ポイントあるので、
流石にRound 2以降は1000ポイントずつくらい使っていこうと思いますが、
どの科目にしようかまだ迷ってます。


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2013年2月17日日曜日

Final Bidding


明日からいよいよ春学期の選択科目のBiddingが始まります。
これが最後のBiddingだと思うとちょっと感慨深いものがありますね。

春学期は面白そうなクラスが沢山あるので、どれを選択しようか本当に悩んでいます。
卒業単位は先学期が終わった時点でもう揃っているので、
卒業要件などを気にせず自分の興味と今後のキャリアのみを考えて決めるつもりです。

ただ、折角UCLAに来ているので、エンターテインメント関係のクラスを1つ取るつもりです。
ちょっと宣伝ですが、Top20でエンタメの専攻があるのは全米広しといえどもUCLAとNYUのみ。
Andersonの卒業生のうち10%がエンタメ業界に行くことや、
多くのエンタメの本社がLAに所在していることもあり、
UCLAのエンタメ専攻はとても充実しています。
エンタメ業界に行きたいがために、ランキングでは最上位の学校を蹴ってくる人も毎年います。

僕自身エンタメ業界志望の同級生に刺激されたり、
この2年間、様々なテーマパークやショーを見てきたので、
将来エンタメ関係の仕事をするのも悪くないなあとちょっと思い始めてます。

この他、あと1つかMaxで2つ取って2年間のMBAを終えるつもりです。

ところで、今回の春学期のBiddingって必要入札ポイントの予想が難しいんですよね。
というのも多くの2年生がたんまりポイントを溜め込んでおり、
それを一気に放出するので人気科目への入札はハイパーインフレ状態になります。
かくいう僕も合計3000ポイントほどあり(毎学期1000ポイントずつ新たに割り当てられる)、
どのように割り振ろうか考えているところです。
もちろん入札するラウンドで席が埋まらなければ1ポイントで落札できるんですが、
過去のデータを見ると人気科目は2000ポイントくらいビッドする人も多いので
まさに博打の感があります。


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2013年2月2日土曜日

This is the life

早いもので冬学期ももうWeek 4まで終了(毎学期こんなこと言っている)。

AMR sucks!とか書こうかなあ、と思ってみたりしたけど
そんなことどうでもいいぐらいに今週はいろいろ上手くいきませんでした。

先週辺りは何か最近調子いいなあ、と浮ついていたんですが、
今週は失敗の連続。何をやっても満足の行く結果が出ないという状況でした。

まあ、これが人生、というか僕の人生はずっとこんな感じではあるんですが。
最近は大体10個くらい物事をやると、成功するのは1個くらい。
残りの9個は反省点だらけでよく考えてみると結構常時へこんでる気がします。
(それでも心の病にかからないのは鬼軍曹の上司に鍛えられたからかな?)
そんな風に常時へこみつつもその1個の成功に
自己満足を覚えて心安らいだりもするんですが、今週はその1個が出なかった。

不思議なもので、反省点は(100%でなくとも)次に活かしているつもりなんですが、
この反省する数は経験を積むごとにどんどん増えている気がします。
(すなわち、満足する割合は年々減り続けている)
なんとも自分の不完全さに痛感する今日この頃です。

まあ、あんまりネガティブなことをつらつら書いても生産性が無いので、
今日はこれくらいにしてさっさと寝ることにします。
へこみやすい分、立ち直りもかなり早いので、
週末リフレッシュしてまた頑張ろうと思います。

2013年1月21日月曜日

消費者としてのMBAマインド

冬学期もWeek 2が終了。だんだんエンジンがかかってきました。
が、来週は気が遠くなるくらい毎日いろいろな予定が入っていて
前半の山場になりそうな予感です。

今週ついにスタートしたAMR(卒業プロジェクト)ですが、思ったより面白そうです。
クライアント企業からコンサルフィーをもらっていることもあり(学校が)、
5ヶ月の期間中にクライアントに納得してもらえる成果は出したいと思ってます。
「学生だからこんなものか」と思われるのも癪だし。

さて、タイトルに書いた「消費者としてのMBAマインド」。
まあいつもの如くそんな大袈裟なものではなく、
最近ふと自分の思考の変化に気付いたのでポストしておこうと思った次第です。

MBAというと消費者側ではなく会社側のことについて学ぶというイメージで、
実際そのとおりなのですが、この消費者・会社という関係は表裏一体なので、
MBAで会社側の経営についていろいろ勉強していると
自分が普段一消費者として振舞っているときの思考、行動にも影響が出てくるわけです。

某テーマパークは普通の入場券に20ドルくらいプラスすると年間パスが買えてしまいます。
この年間パスシステムは経済学を応用した抱き合わせ販売の典型です。
多くの人が「20ドルのプラスなら2回来れば元が取れる」と思って
(さらにテーマパークに来た瞬間の高揚感とかも相まって)
年間パスを買ってしまうのですが、大抵の人はこの20ドルをドブに捨てることになります。
企業側の視点から見ると、1年の間に複数回来ることの価値の期待値は
20ドルしかないことが過去のデータから分かっているので20ドルにしているわけで、
顧客が複数回来ることにもっと価値を見出しているのであれば、
年間パスの値段もそれに合わせて上げるわけです。
(あくまで企業が合理的に行動した場合の話ですが)
なので、僕のようにテーマパークにそこまで熱狂的な興味がない人の場合、
その場の勢いに流されず通常入場券を買うのがよい判断になります。

で、本題。
明らかにMBAに来て変わったのが、製品やサービスの価値判断の仕方。
MBAに来る以前は以下のような感じでした。

① 新商品や新サービスが出てくる
② デザインや機能性、価格といった価値基準からそれらの価値を測る
③ 良い商品(サービス)か悪い商品(サービス)かを判断する

で、MBAに来たあとでは以下のように1ステップ増えました。

① 新商品や新サービスが出てくる
② それらの商品やサービスは僕をターゲットにしているのかどうか考える
③-1 自分がターゲットに含まれていると考えられる場合、
     デザインや機能性、価格といった自分の価値基準からそれらの価値を測る
③-2 自分がターゲットに含まれていないと考えられる場合、
     ターゲットが誰で、その人達がどのように価値判断を行うのか考える
④良い商品(サービス)か悪い商品(サービス)かを判断する

何も考えていない会社の製品やサービスを除き、
全ての製品やサービスには「ターゲットセグメント」が存在します。
ほぼ全ての日本人が日常的に消費している米やお茶といったものでも、
品質、価格などの観点からいくつものターゲットセグメントが存在します。

なので、製品やサービスの価値を判断するとき、
本当に大事なのは、「それらを売っている企業が自分をターゲットにしているのかどうか」
という判断をまず行うこと。これをしないと製品やサービスを客観的に見られません。
日常生活でよくお目にかかるのが、
「AさんはXについて全然駄目と言っていたけど、Bさんはとても良いと言っている」
という感じの話。これはAさんとBさんが価値観によって違うセグメントに属しており、
企業はBさんのセグメントをターゲットとして製品やサービスを提供しているわけです。

このセグメントという考え方に慣れていないと、
「親友のAさんが悪いと言っているから悪いのだろう」みたいな判断をしてしまい、
実は自分はBさんと同じセグメントに属しており、Xから大きなベネフィットを得られる
のにも関わらずXを購入することは諦めてしまう、
あるいは、逆に自分にとってベネフィットの無いものを購入してしまうということが起こります。

また、これを少し発展させると、
セグメントの考え方に慣れていない人からの情報を信じるのは
非常に危険ということにもなります。
もちろん人の価値観や記憶はかなり曖昧で偏見だらけなので、そういうリスクもありますが、
その人と自分が全く異なるセグメントにいる可能性から生じるリスクも大きいからです。

改めて考えてみると至極当たり前の内容なんですが、
MBAに来る前はこんな考え方していなかったのも確かですし、
これはMBAに来たことのささやかなベネフィットかな、と思ってます。


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2013年1月14日月曜日

正しい分析と正確な分析

冬学期もWeek 1が終了しました。
比較的良い教授が揃っている今期ですが、
1科目だけ壊滅的に授業が下手な教授がおり、費用対効果を考えて落とそうかなと。
基本的に、教授の熱意や教える力はアメリカの方が日本より上なんですが、
それでも「この人はすごい」と思えるのは2~3割くらい、
「まあ、許容範囲かな」というのが4~5割くらい、
あとは日本の平均的な教授と同じくらいひどいというのが実態です。う~ん。

さて、Week 1にも関わらず既に宿題が3つほどあり、
今もケース分析レポートにいそしんでいるわけですが、この1年半ずっと悩んできたのが
「正しい分析」をすべきか「正確な分析」をすべきかという問題。

ケースに模範解答は無いということは一応どの教授からも最初に言われるんですが、
いざ宿題となると模範解答というものが何故か存在し、
自分の成績は模範解答にどれだけ近いかで決まってしまいます。
(まあ、そうしないと成績が付けられないわけですが、
これは明らかにビジネス・スクールの自己矛盾の1つ)

なので、宿題をやるときは、
この模範解答が何かということを推測しながらレポートを書くわけです。
ただ、所詮元ネタがHBSのケースなので、そうそう完璧にできているものはなく、
問われている問題に答えようとすると、
ケースの方向性や授業で習ったコンセプトとは全く関係ない(そのケースでは重要性が低い)
情報が必要だったり、何か仮定をおかないと解き様がないことに
気付くことが多々あったりします。

これは、ケース作成者か問題作成者のどちらかが
論点を見落としているために起きるものですが、
これらの作成者は当然その論点に気付いていないので、
模範解答もそれらの論点には全く触れていないか、
あるいは作成者だけが当然と思い込んでいることを当たり前のように適用していて、
バイアスの無い第三者が見ると結構違和感のあるものになっているんです。

これがタイトルにある「正しい分析」ですね。高得点がもらえる分析ということです。

で、問題は、宿題やっているときに「論点の見落とし」に気付いてしまった場合。
自分で仮定やらを置いて補っていくとより「正確な分析」になるんですが、
一番の問題点は採点を担当するTAの90%くらいはそんなに頭が良くないので、
「正確な分析」の方がより望ましいということに気付かず、
模範解答=正しい分析と違うということで容赦なく低い点をつけてくる可能性が高い。

そうすると結構話がこじれてきて、教授に直談判したりするわけですが、
いずれにせよTAとの仲が悪くなってしまったりするわけです。

じゃあ「所詮授業の話だし、正しい分析をしたら」ということになるんですが、
この論点の見落としに気付くと、見落としていることを前提にした答えが
違和感ありすぎてなかなか受け入れられないんです。

また、たまに(10%くらい)「その論点の見落としに気付くこと」が模範解答だったりもするので、
もしかして今回はそのパターンかとも思ってしまうわけです。

いずれにせよ、来週提出する宿題の1つが現在そういう状況でして、
どうしたもんかなあ、といろいろ考えているところです。


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2013年1月5日土曜日

もうすぐ冬学期

冬学期は来週の月曜日から始まるので、今週末が最後の冬休みです。

やっぱり1年前の今と比べると、MBAに対して確実に飽きがきつつあるんですが、
今学期はMBA最後の頑張りどころにしようと思ってるので、
意識的に負荷を増やして10週間はフルスロットルでいきたいと思ってます。
(最後の春学期だけは最低限の授業数にするつもり)

実はやることは既に結構一杯一杯になってたりします。
まず授業。最終的に以下の5つを取るつもりです。

MGMT232F Behavioral Finance
MGMT260A Market Assessment
MGMT261B Global Marketing Management
MGMT262    Price Policy
MGMT406    Global Macroeconomy

マーケティングが面白くて仕方ないので、結局とことんマーケティングでいくことに。
ワークロードが比較的重いのはMarket AssessmentとPrice Policyの2つ。
あとの3つはシラバス見る限り、アメリカのMBAにしては軽いなあという印象です。
Case Write-upが3~4つにファイナル・レポートのみ、といった感じ。

これに加えて、今期から卒業プロジェクトにあたる
AMR (Applied Management Research)が始まります。
これは実際のクライアント企業に対してコンサルを行うもので、
ミシガンとかダートマスにも似たようなプログラムがありますが、
初めて取り入れたのはAndersonで伝統のあるものなんですよね。

NDAを結ぶのであまり詳しくは書けませんが、
うちのグループはあるハイテク企業のマーケットリサーチをやる予定。
ただ、上記のとおり今期は取りたい授業が多いので、
個人的には、今期のAMRは8割くらいの力で流して、
来期全力で追い込もうかなあと思ってます。

そしてさらにさらに、所属しているEaston Technology Leadership Programから、
前期やった起業家のパネルイベントの運営よかったから
今度はハイテク企業の幹部を呼んでパネルイベントを開いてくれと言われました。
正直どうしようか迷ったけど、Student Council memberとして
今期それ以外に活動できそうなことも見当たらなかったので引き受けることに。
もちろんEaston Programのイベントが今期はそれ以外に5つほどあるので、
そちらへの参加でも結構時間を取られそう。

そして最後に、英語のプレゼン能力を高めるために、
Anderson Toastmastersに加入することに(実際は先学期の最後から参加している)。
このToastmastersは世界的なNPO団体で日本にもいくつか支部があります。
ということもありそれなりに真面目に活動してるクラブなので、
何回かちゃんとしたプレゼンをやることになると思います。
まあ、他が回らなくなったら真っ先に切りますけど。

というわけで書いてたら、こりゃ結構大変じゃないかと思えてきた(笑)
まあMBAにはこういうアップアップな生活を求めてきたので本望ではあるんですけど。
がんばろうー


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2013年1月1日火曜日

ゆく年くる年

今年も残すところあと1時間となりました。
生涯で始めて丸々海外で過ごした1年が終わろうとしています。
(もしかしたらこれが人生最後かも)

最後の最後でひどい風邪を引いてしまって1週間以上もダウンしてしまったけど、
1年トータルで見ればよく頑張ったと思うし
自己評価としては80点くらいかな、といったところです。

MBAも2年目に入ってしまうと目新しいことも無くなってきて、
惰性で済ませようという誘惑にかられることも多くなってしまいがちなんですが、
何だかんだでMBAライフもあと5ヶ月強しかないし、
2年間終わったときに(やり残しはあるだろうけど)満足いくだけはやった
という気持ちで日本に帰れるようにしたいと思ってます。

不思議なもので、仕事をしていたときは早く一回職場を抜け出して留学したかったのですが、
今はまた仕事を始めるのが何となく待ち遠しいです。
前にもポストしたとおり、MBAの知識やスキルが短期的に、
直接業務で活きることはほとんど無いと思いますが、
少なくとも日本の職場で2年間仕事するよりはいろいろな面でレベルアップできたと思ってますし、
新たな観点や職業観をもって、もう一度仕事に取り組むのが楽しみなわけです。

卒業、そして帰国と、来年は自分の人生に確実に大きな変化がある年になります。
ちょうど今から1年後、2013年が終わるときに
どのような気持ちでいるのか今から楽しみです。


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