2012年10月27日土曜日

Dean's Scholars

今日Andersonからメールが届いたのですが、なんとDean's Scholarsに選ばれたそうです!
Dean's Listは各学期の成績優秀者に贈られるHonorですが、
Dean's Scholarsは年間成績優秀者に贈られるものです。

そして11月中旬にDeanが食事会に招待してくれるらしい。

すでに秋学期もWeek 5に入り、
中間テストや中間レポートの山にかなりやられ気味だったのですが、
これでまたやる気が少し上がりました。
やっぱりこういう仕組みは何だかんだで
学生のモチベーションと競争意識を高めるのでとてもいいことだと思います。

でもまあ、いくら勉強が大変なアメリカといっても、
ビジネススクールは就職予備校なんで普通の大学院とは雰囲気が違うんですけどね。
でも派遣の分際で来ておいて勉強頑張らなかったら
「じゃあ何頑張るの?」って感じだし、僕はこの結果を誇りに思いたいです。


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2012年10月17日水曜日

陪審員

Los Angelesの高等裁判所から妻宛に郵便が届いたので何かと思ったら
陪審員召喚状(Jury Service Summon)でした。
なんとF-2ビザしか持っていない妻が陪審員に選ばれてしまった模様。

いやいや、そもそも陪審員は米国民しかなれないはずでは、
と思って調べてみると、陪審員は住民票とか戸籍票とかではなく
なんと普通車運転免許証のデータを基にランダムで選ばれるのだそうです!

おいおい大丈夫かという感じですが、仕方がないのでメールで問い合わせてみると、
その場合は米国民ではないということで免除の申請をしてくれと言われ、
裁判所のホームページに行ってめんどくさい入力作業。

それにしても米国のいい加減さはいつも期待を裏切らないのが素晴らしい。

そういえば、今日の組織論パート2みたいな授業のリーディングで
(リーディングのエッセンスは「コミュニケーションを大事にしよう!」とか
「相互の信頼が大切だよ」とか本当にどうでもいい内容。)
米国の病院の医療過誤の割合のデータを見てびっくり。
なんと手術を受けた人のうちの9.8%がなんらかの医療ミスに会っており、
そのうち10人に1人はそのミスが原因で死亡してしまうのだ。
医療ミスで1つの病院が毎年提訴される訴訟件数はなんと150件。

リーディングの内容は、どうやったら組織を改善してこの医療ミスを減らせるか
という題材だったんだけど、いやいやそれはもう国民性の問題で
「本当にアメリカ大丈夫か?」という感想しかなかった。

インターネットや高速道路などのインフラの質といい、
サービスの質といい、とても先進国とは思えない環境だけど
なんとなくそれが普通になってきて当たり前の感覚になりつつあるのがちょっとなあ、
と思った次第でした。


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2012年10月12日金曜日

嬉しい誤算

今日で秋学期もWeek2が終了しました。
2年生になってもやっぱり変わらないのが、
一度学校が始まると猛烈な慌しさで時間が過ぎていくということ。

常にマルチタスク状態が続くので、
とりあえず目の前のことを忘れずに処理していくのでかなり一杯一杯。
お陰でUSCPAの試験結果が全くといっていいほど気にならないです。

さて、自分でも驚くことに今期はマーケティングを2つも取っているのですが、
これらが予想外に面白いです。
カスタマー・リレーションシップ・マネジメントとマーケット・リサーチ。
内容は多くのビジネス・スクールでも開講されているものだと思うけど、
教授の知識と経験が豊富で、また教え方が秀逸。
Andersonで今まで取った授業の中では間違いなくベストです。
これを取らずに卒業してしまうのは本当にもったいないなあ、と思います。

必修のマーケティングが結構ふわっとした感じだったので、
もしかしたらつまらないかも、と始めはあんまり期待してなかったのですが、
マーケット・リサーチってやっていることは市場参入戦略の企画とか
そういった話なので、コンサルプロジェクトと似たような課題設定なんですよね。
で、教授はマッキンゼー出身なだけあって定量分析をとても重視しており
必修のときのようなふわっと感もありません。

実は事前に内容がよく分からなかったのはもう1つ理由があって、
日本人在校生が過去にこの系統の授業をとってないんですよね。
在校生共有ファイルに取った授業の情報を書いて代々引き継いでいるのですが、
見事にファイナンスと経済ばっかりで、
マーケティングとかオペレーションの科目の情報が皆無。
う~ん、まあ確かに今周りを見てもこういう系統とっている日本人は他にあと1人かな?
せっかくなのでしっかり情報を残しておこうと思ってます。

ただ、1つ不安なのはテストが激しく難しいとうこと。
毎年セクショントップの点数が100点満点中50点くらいで、
40点取れればかなりよい出来だそう。なんじゃそりゃ。
まあ相対評価である以上、平均以上を目指すまでですけどね。


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2012年10月7日日曜日

中国語

USCPAを終えて次は何をやるかっていうことなんですが、
(勝手にUSCPAは終わったことにしてます、楽観的なので)
中国語をやってみることにしました。

前ポストしたとおり貧弱すぎる英語力の底上げはもちろんなのですが、
何か新しいことやらないのも性に合わないんですよね。
それでUSCPAが終わる目処の立ってきた9月くらいからいろいろと考えてました。

1つは何かまた別の資格を取るというもの。
社会人なってから結構な数の資格を取りましたが、
もともとの動機としてはリストラされたときの保険が欲しかったのと
興味ある分野を勉強するにしても何か目標がないとできないタイプなので
マイルストーン的な位置づけとしてやってました。

僕は別に資格マニアではないので、興味のある分野を一通り勉強した今、
何か資格を取るためだけに資格の勉強をするモチベーションはありません。
USCPA関連で税理士とかも考えてはみましたが、
レールに乗った仕事が嫌いな性格上そういう仕事につくことはないと思うし、
一般教養としてもこれ以上の知識はいらないなあ、と。

それで語学というわけです。トップスクールに留学すると分かるのですが、
2ヶ国語しか使えないのは世界中見渡しても日本人くらいで、
多くの人は3ヶ国語、中には4カ国語使える同級生も沢山います。
(同級生のDirectoryを見ると本当にその多才性にびびります)
もともとUCLA留学中にスペイン語はやろうと思ってました。
LAではスペイン語話者が4割もいるのと、スペイン語は世界30カ国以上
で使えるのでとても汎用性があるんですよね。

ただ、この先もとりあえずは日本で仕事をすることと、
世界のビジネスの趨勢がアジアに回帰しつつある今を考えると
限界効用が高いのは間違いなく中国語の方でしょう。
同級生に中国人が多いので練習しやすいというのもあります。
(意外なことに同級生にスペイン語話者はあんまりいません。
LAのスペイン語話者というのは大学には来れない所得階層の人達なんですよね)

ちなみにこの中国、一人っ子政策と不均質な経済発展のために
あと10年もすれば衰退しはじめると予想されてますが、
僕が社会人としてのピークを迎えるこの先15年程度についていえば
「Too Big To Ignore」な状況は変わらないでしょう。
東アジアの玄関口シンガポールの公用語が中国語ということもありますし。

ということで今日はダウンタウンにある紀伊国屋に本を買いに行ってきました。
中国語も英語と同じく、日本人にとっては発音で苦しめられる言語です。
日本の駄目な英語教育のせいで(カタカナ発音、日本語訳重視など)
英語では本当に苦労しているので、
中国語は多少苦しくてもカタカナ表記を見ずに、
いちいち日本語訳せずに勉強を続けて本当に使えるものにしたいです。


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2012年10月6日土曜日

REG受験記録

USCPA4科目目のREGを今日受験してきました。
受付はいつものおばちゃんでしたが、4回目の今回はさすがに覚えていたようで
「じゃあ、いつも通りやってね」と言われ何の説明も無く試験手続が進みました。

MCの難易度変化は間違いなく 普通→難→難 でした。
特にテストレット2では「こんなことまで聞いてくるの?」というレベルの問題のオンパレード。
(覚えなくていいと講義で言われる)控除額や調整の計算式の細かい数字
なんかを覚えていないと答えまで辿り着かない問題が多い。
そして何よりコンピューター試験ゆえか問題の偏りがひどかったです。

TBSのリサーチ問題はAUDに続き3分くらいでヒット。
ただ他の問題はどれもこれもマイナーな論点ばかりで正直うんざり。
真面目に税務処理能力を試しているような問題は1問も無かったように思います。

another71とか見ていると、REG受験者が
よく「本当にREGを受けているのか分からなかった」とコメントしてますが、
これは問われる内容の深さと意味の無さのためにそういう感覚になるんだと思います。

REGの論点を数えたら大体500くらいあったのですが、
この500それぞれに対してFAR並みの知識の深さを求められる問題が出ます。
そしてそれらは「試験で出るから試験のときだけ試験のために暗記が必要な」知識ばかり。
ま、一言だけREG試験作成者に文句を言うと
「もうちょっとまともな試験にしたら?」という感じですかね。

いずれにせよ、多分60-70%くらいの確率で受かってるんじゃないかなあ
とは思うので、気長に結果発表を待ちたいと思います。
今までの傾向で言うと、スコアリリースは公式スコアリリース日マイナス1なので
11月の2日(金)に出るんじゃないかと期待してます。

USCPAも勉強し始めてから早1年5ヶ月。
MBAの授業があるときは全く手をつけてないので、実際の勉強期間は6ヶ月くらいですが、
ぽろりんの意味がなんなのか分かったりと
そろそろベテランの域に足を踏み入れつつあるような気がするので
今回の受験をもって卒業したいなあ、と思ってます。


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2012年10月3日水曜日

Participation Decides Everything

秋学期が始まって早1週間。
予習、復習、宿題、イベントの嵐でMBAのフルスロットル生活が戻ってきつつあります。
USCPA試験までは後2日。2足のわらじ生活を早く脱したいです。

さて、今期が始まってちょっと嬉しかったことが1つ。
今期は全て選択科目なので、Study groupのメンバーは自分で探さないといけないのですが
ネイティブ、留学生問わずいろんな人から声が掛かるようになりました。
1年間の努力と成果を少しは認めてもらえたのかなと思います。
こんなにコミュニケーションに問題があるのに、有り難いことです。

で、Anderson含め、Class of 2014は各校で授業が本格化してきていると思いますが、
社費、私費に関わらず、できることなら良い成績を取りたいというのは
誰しも同じかと思います。

1年間MBAを通して、「良い成績を取るのはこれが一番大事」というのが
なんとなく見えたので、ご参考までに書いておきます。

まず、Quant系の科目(ファイナンスとか統計とか)はテストを頑張る。
Andersonで言えば、こういう系統のテストの平均点は75点くらいに落ち着くことが多いので、
しっかり勉強して90点以上取れれば、それだけで安泰です。

そうでない科目についてはタイトルの通り「クラス参加点」で全てが決まります。
ちなみにどうでもいいけどタイトルの英語は意味をなしてませんのでご注意を。
仲のいい中国人の同級生と勝手に作った造語です。

だいたいクラス参加点は20%くらいの場合が多いのですが、
Quant系以外の科目は残りの80%の中で20%以上の差は開きません。
テストにせよレポートにせよ平均点が90点くらい、かつ標準偏差が5点くらいになるので、
それらでいくら平均以上を維持したところで、
最終的な成績における差は100点満点中せいぜい5-6点です。
なのでクラス参加点の20%が最終成績をほぼ決めてしまいます。

なぜ、そんなに参加点の影響力があるかというと、
参加点は教授がかなり恣意的に決めるのと、
ネイティブも含めて半分以上の学生はあまり積極的に発言しないので
評価の分散がかなり大きくなるためです。

なので、良い成績を狙いたければとにかく発言を沢山することが一番の近道です。
できれば初回の授業で2回くらい発言してさっさと名前を覚えてもらう。
そして純ドメの学生にとってこれは案外楽です。
教授から見ると「英語が下手で、名前の読みにくい日本人がいるなあ」となるので
たぶん一瞬で覚えてくれるでしょう。

というわけで英語での発言に自信がなくても
最初の方で気合入れてガンガン何か言うようにしましょう、というのがアドバイスです。


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