2012年10月17日水曜日

陪審員

Los Angelesの高等裁判所から妻宛に郵便が届いたので何かと思ったら
陪審員召喚状(Jury Service Summon)でした。
なんとF-2ビザしか持っていない妻が陪審員に選ばれてしまった模様。

いやいや、そもそも陪審員は米国民しかなれないはずでは、
と思って調べてみると、陪審員は住民票とか戸籍票とかではなく
なんと普通車運転免許証のデータを基にランダムで選ばれるのだそうです!

おいおい大丈夫かという感じですが、仕方がないのでメールで問い合わせてみると、
その場合は米国民ではないということで免除の申請をしてくれと言われ、
裁判所のホームページに行ってめんどくさい入力作業。

それにしても米国のいい加減さはいつも期待を裏切らないのが素晴らしい。

そういえば、今日の組織論パート2みたいな授業のリーディングで
(リーディングのエッセンスは「コミュニケーションを大事にしよう!」とか
「相互の信頼が大切だよ」とか本当にどうでもいい内容。)
米国の病院の医療過誤の割合のデータを見てびっくり。
なんと手術を受けた人のうちの9.8%がなんらかの医療ミスに会っており、
そのうち10人に1人はそのミスが原因で死亡してしまうのだ。
医療ミスで1つの病院が毎年提訴される訴訟件数はなんと150件。

リーディングの内容は、どうやったら組織を改善してこの医療ミスを減らせるか
という題材だったんだけど、いやいやそれはもう国民性の問題で
「本当にアメリカ大丈夫か?」という感想しかなかった。

インターネットや高速道路などのインフラの質といい、
サービスの質といい、とても先進国とは思えない環境だけど
なんとなくそれが普通になってきて当たり前の感覚になりつつあるのがちょっとなあ、
と思った次第でした。


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