2012年11月26日月曜日

MBAは何の役に立つのか?

いよいよ秋学期も残るところあと2週間となりました。
今週はTechnology Commercializationのファイナル・レポートの提出期限なので
あんまり時間も無いんですが、多分この先2週間さらに時間が無いだろうし
今のうちに一本書いておこうと思います。

最近多いキャンパスビジットの人に聞かれる定番の質問の1つです。
そしてMBA生が聞かれて最も困る質問の1つでもあります。
なんで困るかっていうと「実際にまだMBAホルダーとして日本で働いた経験がないから」。
経験したことが無いことに答えるというのは結構キツいんです。

まあ、それは置いておいて今思うところを書くと、
MBAは将来何か新しいことをやろうとしたときに役に立つのだと思います。
別の言葉で言うと、MBAはチャンスを得る確率、チャンスに気付く確率、
そしてそのチャンスをモノにできる確率を高めることになるというのが今の考え。

はっきり言って、今勉強している知識がそのまま業務に活かせるなんて思っていません。
派遣元の仕事では、財務諸表を読むこともなければ
企業をバリュエーションすることも無いですし、
新製品の導入に当たって需要予測をするなんてことも滅多にないです。
これは同級生を見ていても状況は同じだと感じています。
つまり、日本にいたときの延長線上の仕事をする限り、
MBAでの経験が(少なくとも劇的に)パフォーマンスを向上させることはないでしょう。
対人スキルやプレゼンスキルなんてMBAに来ても変わらないですしね。

逆に、転職するとしないとに関わらず、
MBAはこの先新たな環境におかれることとなったときに真価を発揮すると思ってます。
例えば、同じ会社に居続ける場合でも、
営業職からストレートに管理職になるのと(すなわち求められるスキルがガラッと変わる)、
MBAを経由して管理職になるのでは明らかに違うはずです。

MBAを通して築き上げたネットワークから声が掛かることもあるでしょう。

何気ない情報の中からビジネスチャンスを見つけることもあると思います。
もちろんこれらはMBAを経由せずとも起こりうることですが、
2年間経営の観点から考えることをし続けた感覚と思考回路を持っていれば
その確率は飛躍的に上がると思ってます。

そして、そのようなチャンスを見つけたときにどのように行動すべきか、
どのようなことを考えるべきか、ということも自然と分かるようになります。

まあ、あんまりまだ僕の中でもまとまっていないので、
結構ぐだぐだな感じですが、今後のための記録として残しておきます。


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