2013年3月3日日曜日

英語力

冬学期はWeek 8まで終了しました。
これから先2週間くらいは期末の山場で正直相当ヤバい状況です。
とは言っても今まで何度も経験した程度のものなので
「しんどいけど、まあ何とかなるよ」という感じではあるんですが。

さて、ここ2週間で2回ほど自分の英語力の無さを痛感した出来事がありました。
1つは学校の宿題で、「お前の英語は洗練されていない」
という理由でかなりの減点をくらったこと。
もう1つはある教授と話していたときに
「申し訳ないがここ(紙)に言ってることを書いてくれるか」と言われたこと。
この2年でかなり英語は上達したんですが、
それでもこういう出来事は未だに結構起こります。
なので実は留学前よりも英語恐怖症になっているんじゃないかという説も。。。

今回言いたかったのは、
別に「こんなの留学生イジメだ」とかそういうことではなく、むしろその逆。
あるインターネット上の記事への反応として、多くの日本人が
「英語はツールに過ぎない。本当に大事なのはちゃんとした日本語を使えること」
と力説していることに対してです。

このおそらく日本人のマジョリティであろう意見に対しては激しく違和感を覚えます。
まさにこれこそ「井の中の蛙」であって、こういう考え方をしている以上、
日本がグローバル競争で生き残ることは無いだろうなと思ってます。

このグローバル化した世の中において英語は既にデファクトの共通語であり、
英語が出来ないイコール世界から相手にされないということです。
「英語はツール」というのは正しいですが、結論は「なので、出来て当たり前」なんです。
所詮大学院の中なので、僕の英語力の不足も宿題の減点程度で済むわけですが、
これが実際のビジネスの世界であれば「面倒だからもういいや」と無視されるわけです。
実際、留学生が英語圏で就職しようと思ったときに一番の障害となるのは語学力。

通訳を使えばいいという日本人は多いのですが、
誰が好き好んで、お金もかかるし同じ時間で情報量が2分の1しか伝わらない人と
何かを一緒にやろうという気がおきるのでしょうか?

大学院のビジネス・ケースでアメリカの企業が日本の企業と一緒に
何かやるという話題が度々あるんですが、かなりの確率で問題点にあがるのが、
ランゲージ・バリアがあるから日本企業との協力を止めるべきではないかというものです。

よく著名人が書いた著書の中で、その人の海外体験が述べられていて
多くの人が「英語が出来れば日本人は鬼に金棒」というようなことを言っているのですが、
これもあまり的を射ていなくて、実際は「英語が出来ない」ことこそが問題なわけです。

「そうは言っても日本語と英語は言語が違い過ぎていて日本人には不利」という声も。
もちろんその通りですが、そんな言い訳誰も聞いてくれません。
[Life is always unfair]
この不利な状況は日本人自身が得意の勤勉さと努力で何とかするしかないでしょう。

この先数年とかそういったスパンで今の状況が大きく変わることは無いと思いますが、
少なくとも自分の子供の英語教育だけは徹底しようと思っている今日この頃。


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