みなさま年末いかがお過ごしでしょうか。
アメリカではクリスマスこそが一大イベントで、新年はまあぼちぼちといった感じなので、
なんとなく日常生活が戻ってきています。お店も普通に空いてるしね。
今日はMBA取得後の就職事情について。
特に私費で留学する予定の人からよく受ける質問がこれです。
気持ちはすごくよく分かります。何といってもこっちに来た瞬間無職になるわけですから。
クラスメイトたちも普段は余裕な雰囲気を出して学生生活を楽しんでいますが、
内心はすごく大変なんだろうと思います。
というわけでまずは結論というか、僕がいつも答えているのが、
少なくとも日本の海外MBA取得者市場は供給が需要に比べて少ないということ。
海外MBA取得者の採用に積極的なのは大きく分けて、
外資系コンサルティング、外資系銀行、外資系事業会社の3つです。
例えばコンサルだと、BCG、マッキンゼー、ATカーニー、ベイン、ブーズ、
ローランドベルガー、デロイトあたりが非常に積極的で、
留学前壮行会を開いてくれたり、こまめにメールで採用情報を送ってくれたりします。
一方、今年からUSトップ20に留学している私費留学生はおよそ25人、
同じく欧州の名門校に留学している私費留学生がおよそ25人。
(今年はUSがあまりに受からなくて、欧州にいっている人が多いです)
このうち何人かは現地で就職する一方で、
社費の中にも卒業と同時に転職する人がいるので、
これらを調整すると1年間の供給は50人程度ではないでしょうか。
又聞きの情報ですが、上記のMBA採用に積極的な企業は、
平均するとどこも5人程度は採用したいと考えているところが多いらしく、
(この5人というのは一般の中途採用とは別で、新卒の海外MBAに対する採用のことです)
そう考えるとやはり供給が全然足りていないという構図が見えてきます。
もちろん上記の企業は一般にいう超難関企業ばかりですので、
いくら供給が少なくても、その質が悪ければ無理に採用しようとはしません。
ですので、やはり「最後は本人の能力と努力と運次第」ということにはなるのですが、
少なくとも「優秀なんだけど採用が少なくてどこにもいくところがない」という
事態はまず起きないと思います。その証拠に、
過去のAndersonの卒業生はみなトップ企業から複数のオファーをもらっています。
ちょうど僕たちの世代は学部卒時の就活でとても苦労しているので、
みんな「またあれをやるのか」とちょっと怖気づいてしまうところがあるようですが、
MBA新卒採用に関しては、ちゃんとやればちゃんと良いところに受かるというのが
僕が普段感じていることです。
まあ、今回は派遣の戯言かもしれませんのでさらっと聞き流していただければ。
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