2012年9月8日土曜日

MBA留学の意義

USCPAについてAUDの結果は今日出るもんだと思ってましたが、
どうやら来週の月曜日になるようです。
今週の月曜はLabor Dayで祝日だったことを忘れてました。
another71という掲示板ではLabor Dayを呪うような書き込みが。


さて、タイトルのとおりMBA留学の意義について
最近ちょっと思うことがあるので自分自身の備忘録的に書いておこうと。

この類の質問は、ずっと前から永遠の課題みたいな感じで受験生、留学生
問わずいろいろと議論されていると思う。
よく言われるのは経営学の知識やネットワークが得られる、英語が上達するなど。
僕がMBAホルダーから聞いた話で面白かったのは
自分の仕事を客観的に見る機会や起業リスクをヘッジするための保険を得ることだとか。
が、率直に言って、どれもこれも多くの人にズバッと訴えかけるものではない。
(だから永遠の議論になる)
経営学の知識は本を読めばかなり安価で身につけられるし、
英語やネットワークのために2千万も掛けるの?というのが反対者の意見。

まあ正直に言って、MBAなんて行きたい人が行けばいいと思ってるし、
その費用対効果に疑問があるなら行かなければいいだけの話なんだけど。

そういった前提で本題に移ると、
MBA留学の価値は「世界中から優秀な人材が集まる環境に行ける」
ということなんじゃないかと思う。
これはよく言われる「同級生から自分の知らないことを学べる」という意味ではないです。

僕は人間の成長度というものは多分に「周囲の人間の影響」を受けると思ってる。
いくら素質がある人間でも、周囲の人が大して努力もしない人ばかりだったら
その人たちに影響されて、その素質は多分開花せずに終わってしまう。
逆に周囲の人が優秀で努力家で勤勉だったら、自分ももっと頑張ろうという気になるし、
「頑張ることが当たり前だと思うようになる」ので、自分が成長できる可能性は高くなると思う。

アメリカのトップ・ビジネス・スクールは
全世界からトップクラスのビジネスマンが集まってくる。
彼らはとても優秀で、努力家で、野心に溢れ、チャレンジ精神が旺盛。
ビジネス・スクールでの生活が始まると毎日が精一杯な状態になるが、
起業したり自主的にコンサルプロジェクトをやったりと
自分よりもっといろんなことにチャレンジしている人達が毎日周りにいる。

もちろん企業の中でもこんな人はいるだろうけど、一体それは全体の何%か?
大企業であれば総合職のほかに一般職や事務職の人も沢山いるだろうし、
学歴だけは立派だけど仕事は全然できない上司や
日本の手厚い労働法と年功序列に甘えて組織に必死にしがみつくだけの人も多い。
(実際そのような人を沢山見てきた)
そういう環境にいると、自分だけが努力しても無駄なんじゃないかという気持ちが
多かれ少なかれ生まれてきて、どこかで自分に妥協してしまうようになる。

でもビジネス・スクールに行けばそんなことはまずない。
同級生の目的は単純に金だったり、地位や名誉だったりもするけど、
優秀な彼らのほぼ100%が自己実現に向けて必死に努力する。

そんな中、自分も一緒に頑張っていることが気持ちいいと思えるようになる。
何もせず淡々と過ごしているだけだと、そんな自分が情けなく思えてくるだろうし
自分のプライドがそんな生活を許せなくなると思う。

世界というのは付き合う人間のタイプによっていくつかに分かれていて、
どの世界にいるかによって人生は大きく変わってくる。
ビジネス・スクールは自分を成長させるという意味において
最も素晴らしい世界の1つだと思う。

この環境こそがビジネス・スクールの価値ではないかな。



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