2012年9月19日水曜日

REG(その3)+試験に合格するためには(その2)

REG2はやっとパートナーシップまで終わった!
あとコーポレーションが終われば大体1通りやったことになります。
春休みにやった一回目は、一週間で飛ばしたんでBasisとか全く理解してなくて
「これテスト前は苦労しそうだなー」とか思ってたけど、
しっかり時間を掛けて理解すると、Basisってよくできた制度だと思うようになりますね。

大学3年の春学期に始めてシュレーディンガー方程式を見て「なんじゃこりゃ!」と
思ったけど、1年後にいろいろ勉強してから見ると「こんなに美しい方程式があるんだ」と
思うようになった経験と似てます(すいません、マニアックな話で)。

さて、ずっと前に途中かけにしておいた「試験に合格するためには」のその2ですが、
ここでまとめておきたいと思います。といっても言いたいことは実はあと1つ。

6. 覚えるのではなく理解する
試験に失敗する人の多くは、勉強中「覚える」という作業しかしておらず「理解」してません。
もっと簡単に言うと「単純暗記」に頼っています。
簡単な試験ならいいですが、USCPAも含めてある程度範囲が広い試験になってくると
単純暗記だけでは合格できなくなります。主な理由は2つ。

①単純暗記はすぐに忘れる(忘却曲線理論)
②少しでも捻られると手が出なくなる=難しく、配点の高い問題が解けない

ということです。特に①について、
人間は関連する情報が無いとすぐに忘れてしまうようにできています。
だから、「なぜそうなるのか?」というところまで理解しておかないと
テキストを1回転させて戻ってきたときにはすっかり忘れてしまっているわけです。

なぜキャピタル・リースの現在価値計算にはIncremental borrowing rateを使うのか?
なぜLessorのImplied rateが分かっていたらImplied rateを代わりに使うのか?
なぜCCCの3要素の分母には全て売上げを使うのか(COGSとかじゃなくて)?
なぜAdverse opinionを述べるときはExplanatory paragraphを2つに分けるのか?
なぜUPAではパートナーは契約に対して共同責任を負うのにRUPAでは連帯責任なのか?

ここまで理解せずに、単純暗記で乗り切ろうとするとかなり遠回りになります。
逆にここまで理解しておけば試験中ど忘れしてもロジックで思い出すことができます。
だから結論を忘れること自体はあまり問題ではなくなります。
捻られた問題を出されてもすぐに引っ掛けが見抜けるようになります。

それに理由が説明できない知識なんて何の役にも立たないですしね。

他にも例をあげると、例えば
大学入試では、理系の難関大学に合格できる人は実は数学の公式なんて暗記してません。
なぜなら必要となれば自分で作れるからです。
なぜその公式が導けるのかを「理解している」から覚える必要なんて無いんです。
大学入試では多分そのレベルまで行けるかどうかが難関に受かるか
受からないかの分かれ目だと思います。

USCPAで苦労する人が多いAUD。
しかし「理解」する勉強をしていればAUDは楽勝です(他の科目もですが)。
AUDは全てが相互に関連づいて論理的に構成されているためです。
苦労する人はおそらく「覚える」型の勉強になっているんだと思います。

ちなみに、僕がアビタスのテキストで一番問題だと思うのが
理由に関する説明が少ないことですね。
というわけで、アビタスに限らずですが、
なぜそうなるのか理由が分からない点は、
多少面倒でも講師に徹底的に質問するというのが早期合格の鍵だと思います。


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